淡路市の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「ケアハウス　東浦エルベ」をはじめとした、兵庫県/淡路市の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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淡路市の老人ホーム・介護施設について

淡路市は、兵庫県南部にある淡路島の北部から中部に位置している市です。こちらでは「淡路市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

淡路市の特徴

淡路市役所（KishujiRapid - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

淡路市の人口は4万3,131人です。65歳以上の高齢者人口は1万6,356人で、高齢化率は37.92％となっています。淡路市の面積は184.24㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

淡路市の魅力

淡路市は、東は大阪湾、西は播磨灘（はりまなだ）に囲まれた淡路島にある市です。明石海峡大橋で神戸市垂水区と結ばれています。市内には雄大な景色を堪能できるスポットが多くあります。

絵島は、市の北端にある島です。長年の風波で洗われた造形が美しく、古くから景勝地として知られています。2022年には兵庫県の指定文化財に選ばれました。

また岩屋海水浴場は、白い砂浜と透明度の高い海が広がる行楽地です。明石海峡の連絡船の発着地「岩屋ポートターミナル」より徒歩5分ほどでアクセスでき、便利なロケーションでです。ほかにも「兵庫県立公園あわじ花さじき」や「淡路島国営明石海峡公園」「淡路夢舞台」といった観光名所があり、四季折々の眺めを楽しめます。

淡路市には、自然豊かな環境で育まれたさまざまな特産品があります。海に囲まれているため、タコやイワシ、アジといった魚介類が豊富に獲れます。そのほか「淡路ビーフ」や、大きくて甘さが特徴の「イチジク」が名産です。

淡路市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

淡路市の主要な駅

淡路市には鉄道が走っておらず、主な交通手段はバスです。市内には「淡路交通」「あわ神・あわ姫バス」が運行しています。さまざまな運行ルートがあるため、市内各地の移動に便利です。

淡路市役所

淡路市役所の所在地は、淡路市生穂新島8です。バスを利用する場合は、あわ神・あわ姫バス「淡路市役所前」バス停からすぐの場所にあります。

要介護認定の申請窓口は、長寿介護課です。

参考：淡路市役所

淡路市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

淡路市内の地域包括支援センターは、1カ所です。また地域包括支援センターへつなぐ相談窓口として、ブランチが3カ所あります（2022年4月1日現在）。

参考：兵庫県「地域包括支援センター一覧表」

淡路市のイベント

国営明石海峡公園（KishujiRapid - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

淡路市では、年間を通してさまざまなイベント・お祭りが開催されています。

「淡路市夏まつり」は、毎年7月に国営明石海峡公園で開催されるイベントです。例年5万人もの人が集まります。淡路島で最初に実施される夏祭りで、伝統芸能や露店、ステージイベントなどが楽しめます。夜になると5,000発の花火が打ち上がり、祭りのフィナーレを飾ります。

「うずしおまつり」は、毎年3月の大潮の日に道の駅福良（ふくら）、ジョイポート南淡路で催されるイベントです。「うずしお伝説」に基づき、航海の安全を祈願する神事がおこなわれ、観潮船が出航します。船上からの「酒樽流し」や「鯛の放流」のほか、迫力満点のうずしおの眺望を楽しめるイベントです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

淡路市の高齢者支援制度

淡路市ではさまざまな高齢者支援制度を提供しています。

介護用品支給事業

自宅で介護を受けている要介護認定3以上の高齢者に、紙おむつや尿取りパッドといった介護用品を支給しています。支給額は最大で年額3万6,500円＋消費税ですが、利用決定月によって異なります。なお、1割の自己負担が必要です。

対象者は、以下の要件をすべて満たす方です。

要介護3以上の方
淡路市に住民票がある方
在宅で常に紙おむつなどが必要な方（入院や施設入所されたときは支給対象外）
市県民税非課税世帯の方

参考：淡路市「介護用品支給事業」

はいかい高齢者家族支援サービス事業

認知症による徘徊行動のある高齢者の家族に対し、位置検索専用機能がある機器を貸し出す事業です。また、位置検索専用機能の初期登録時の費用の9割や、位置情報提供料金・現場急行料金の一部を助成します。ただし、現場急行料金は下記のように、課税状況によって助成金額が異なります。

1.市民税非課税世帯：月1回を限度として現場急行料金の全額を助成。
2.市民税課税世帯：月1回を限度として現場急行料金の半額を助成。

対象は、認知症の状態が中度もしくは重度で、問題行動における徘徊が重度に該当し、その状態が継続すると認められる方です。なお、認知症の状態の判断基準は以下の表のとおりです。

	重度	中度	軽度
徘徊	屋外をあてもなく歩き回る	家じゅうをあてもなく歩き回る	ときどき室内をうろうろする
記憶障害	自分の名前が分からない寸前のことも忘れる	最近の出来事が分からない	物忘れ、置き忘れが目立つ
見当識障害	自分の部屋が分からない	ときどき自分の部屋がどこにあるのか分からない	異なった環境におかれると、一時的にどこいにいるのか分からなくなる

参考：淡路市「はいかい高齢者家族支援サービス事業」

外出支援サービス事業

移送用車両（リフト付き車両やストレッチャー装着車など）で利用者の自宅と医療機関との間を送迎するサービスです。利用回数は月4回を限度とし、1往復につき下記利用料が必要です。

	利用料金
市内	1,200円
市外	津名事務所所管地域内に居住している方	築地町、宇山または下加茂に移送する場合	1,700円
		桑間、納その他旧洲本市内に移送する場合	1,800円
		洲本市五色町内に移送する場合	1,800円
	岩屋事務所所管地域内に居住している方	築地町、宇山、下加茂または桑間に移送する場合	2,500円
		納その他旧洲本市内に移送する場合	2,600円
		洲本市五色町内に移送する場合	2,800円
	北淡事務所所管地域内に居住している方	築地町または宇山に移送する場合	2,400円
		下加茂または桑間に移送する場合	2,500円
		納その他旧洲本市内に移送する場合	2,600円
		洲本市五色町内に移送する場合	2,300円
	一宮事務所所管地域内に居住している方	築地町または宇山に移送する場合	2,000円
		下加茂または桑間に移送する場合	2,100円
		納その他旧洲本市内に移送する場合	2,200円
		洲本市五色町内に移送する場合	1,800円
	東浦事務所所管地域内に居住している方	築地町、宇山または下加茂に移送する場合	2,100円
		桑間、納その他旧洲本市内に移送する場合	2,200円
		洲本市五色町内に移送する場合	2,400円

対象者は淡路市内に自宅があり、本市住民基本台帳に記録されているおおむね65歳以上の高齢者で一般の交通機関の利用が難しい方、および60歳以上の高齢者で下肢が不自由な方です。

参考：淡路市「外出支援サービス事業」

淡路市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

淡路市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。淡路市は洲本市、海を隔てて神戸市、明石市と隣接しています。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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