豊岡市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「四季の里　とよおか」、「リュミエール　豊岡の風」、「ポポロの杜　豊岡」をはじめとした、兵庫県/豊岡市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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豊岡市の老人ホーム・介護施設について

豊岡市は兵庫県の北東部に位置し、温泉やスキー場といった観光名所が多い市です。こちらでは「豊岡市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

豊岡市の特徴

豊岡市役所本庁舎・豊岡市議会議場（Phronimoi - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

豊岡市の人口は、7万9,897人です。65歳以上の高齢者の人口は2万6,831人で、高齢化率は33.58%となっています（2021年1月1日現在）。

豊岡市の面積は、697.55㎢です。豊岡市は、2005年4月に旧・豊岡市をはじめとする1市5町が合併して誕生しました。豊岡地域、城崎（きのさき）地域、竹野地域、日高地域、出石（いずし）地域、但東（たんとう）地域の6つの地域で構成されています。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／豊岡市「豊岡市の行政区」

豊岡市の魅力

豊岡市は、面積の約80％が森林という自然豊かな市です。北は日本海に接し、中央部には円山川が流れています。海岸部には「山陰海岸国立公園」、山岳部には「氷ノ山後山那岐山（ひょうのせんうしろやまなぎさん）国定公園」があります。

豊岡市は、観光地が多いことが魅力です。なかでも、開湯1300年以上の歴史を持つ「城崎温泉」が有名です。城崎温泉では、趣きの異なる7つの外湯を巡ることができ、新鮮な海の幸や山の幸を堪能できます。そのほか「奥神鍋（おくかんなべ）スキー場」「出石城下町」といったスポットがあります。

また、豊岡市は「豊岡鞄（かばん）」や「出石焼（いずしやき）」といった工芸品が盛んです。「豊岡鞄」は江戸時代に発展した杞柳（きりゅう）産業がルーツとされており、1935年頃から主産業となりました。近年では、東京をはじめとする大都市の百貨店で展示会が開催されるなど、注目を集めています。「出石焼」は国の伝統工芸品に指定されている、白磁と繊細な彫刻が特徴の焼き物です。豊岡市内には絵付け体験ができる店舗があります。伝統工芸を気軽に体験できると人気です。

豊岡市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

豊岡市の主要な駅

豊岡市には、JR西日本の山陰本線、京都丹後鉄道の宮津（みやづ）線が走っています。

主要駅は「豊岡」駅です。京都・大阪方面をはじめ「城崎温泉」駅や鳥取方面へ移動できます。

また「豊岡」駅からは一般路線バスや高速バスが利用できます。路線バスでは市内の病院や各スポット、高速バスでは神戸や大阪・京都方面へ移動可能です。豊岡市では、このほかにコミュニティバスも運行しています。

豊岡市役所

豊岡市役所の所在地は、豊岡市中央町2-4です。バスを利用する際は、「市役所」バス停または「市役所前」バス停を下車してすぐです。電車を利用する際は、「豊岡」駅から徒歩約10分で到着します。

要介護認定の申請は、豊岡市役所介護保険窓口（高年保険課）で受け付けています。

参考：豊岡市役所

豊岡市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

豊岡市には地域包括支援センターが6カ所設置されています（2018年5月23日現在）。

参考：豊岡市「各地域包括支援センター」

豊岡市のイベント

柳の宮例大祭（Hashi photo - 投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, リンクによる）

豊岡市で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「豊岡柳まつり」は、毎年8月1日と2日の2日間にわたって開催される柳の宮（やなぎのみや）神社の例大祭です。地元の伝統的なお祭りで、1935年から続いています。初日は神輿（みこし）の巡行、稚児（ちご）行列がおこなわれ、夕方は大通りで「豊岡おどり」が披露されます。2日目の夜には2,000発の打ち上げ花火があり、豊岡市全体で大きなにぎわいを見せるイベントです。

「大谿川（おおたにがわ）納涼灯籠流し・夢花火」は、毎年8月下旬に城崎温泉街で開催されているイベントです。温泉街を流れる大谿川に、黄色、ピンク、青といったたくさんの灯ろうが流れていく様子が見られます。フィナーレには花火が打ち上げられ、城崎温泉街の夏の夜を彩ります。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加できるところがあります。興味がある方は施設に確認してみましょう。

豊岡市の高齢者支援制度

豊岡市が展開している高齢者支援制度をご紹介します。

要援護世帯雪下ろし援助事業

一人暮らしの高齢者といった自力で自宅の雪下ろしをできない方が、雪下ろし業者を利用した際の料金の一部を助成する事業です。助成額は1回の利用料の半額で、上限は3万円となります。利用回数は、1世帯につき1年度で3回までです。

対象となる作業は、現在住んでいる住宅の屋根の雪下ろしや、下ろした雪の最小限の片付けです。なお、市が指定する業者に依頼した場合のみ助成対象になります。

対象者は、世帯全員が市民税非課税で、下記のいずれかに当てはまる世帯です。

65歳以上の高齢者のみで構成される世帯
一人暮らしの重度障がい者
重度障がい者のみで構成される世帯
母子世帯（子どもは18歳未満とする）

問い合わせは、市役所高年介護課高齢者支援係で受け付けています。

参考：豊岡市「要援護世帯雪下ろし援助事業」

訪問理美容サービス事業

理美容院へ行くことが難しい寝たきり高齢者などの自宅へ、理美容師が訪問して理美容サービスを実施する事業です。申請した月に応じた枚数の利用券が交付されます。ただし、理美容サービスにかかる料金は自己負担です。

申請月	枚数（年間）
4月～9月	3枚
10月～翌年3月	2枚

対象者は、市内在住の理美容院へ行くことが困難な方、かつ次のいずれかに該当する方です。

要介護認定2以上の認定を受けている方
身体障害者手帳を持ち肢体障害1・2級の方
療育手帳を持っていて障がいの程度が「A」の方

問い合わせは、市役所高年介護課高齢者支援係で受け付けています。

参考：豊岡市「訪問理美容サービス事業」

食の自立支援事業

一人暮らしなどで食事を作ることが難しい方に、昼食のお弁当を届ける事業です。1週間で3回まで利用できます。利用料は市民税課税世帯が1食450円、非課税世帯は1食350円です。

対象者は、身体上に支障があり調理が難しい、おおむね65歳以上の一人暮らしの方および高齢者のみで構成される世帯です。加えて、調査の結果必要と認められる方となります。

問い合わせは、市役所高年介護課高齢者支援係または各福祉局で受け付けています。

参考：富岡市「食の自立支援事業」

豊岡市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

豊岡市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。豊岡市は、養父市、朝来市、美方郡香美町、京都府京丹後市、福知山市、与謝郡与謝野町と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。