神戸市中央区の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「神戸海岸特養ケアセンター特別養護老人ホーム」、「特別養護老人ホーム　山手さくら苑」、「特別養護老人ホーム　オリンピア」をはじめとした、兵庫県/神戸市中央区の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は8件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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神戸市中央区の老人ホーム・介護施設について

神戸市中央区は、兵庫県の南東部に位置している区です。1980年の12月1日に葺合（ふきあい）区と生田区が合併してできました。今回は「神戸市中央区での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

神戸市中央区の特徴

中央区役所（663highland - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

神戸市中央区の人口は、13万8,898人です。65歳以上の高齢者人口は3万2,866人で、高齢化率は23.66％となります（2021年1月1日現在）。

神戸市中央区の面積は28.97㎢です。三宮、元町、神戸ハーバーランド、ポートアイランドといった神戸市の中心地区があります。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調」

神戸市中央区の魅力

神戸市中央区は、繁華街や商業施設、観光名所があり、お買い物や外食を楽しめます。海沿いのエリアには「神戸ポートタワー」「ハーバーランド」といった神戸市のシンボルとなるスポットがあります。

また「神戸市立医療センター中央市民病院」「神戸大学医学部附属病院」をはじめ、医療機関が点在しているので高齢者にとっても暮らしやすい区です。

神戸市中央区は都市機能を持ちながら、海と山に囲まれた自然豊かな環境も魅力です。名水百選に選ばれた「布引（ぬのびき）の滝」周辺では、生息する生き物や自然を観察できます。

また、国の重要文化財に指定された多宝塔が見られる「徳光院（とっこういん）」や、200種7万5,000株のハーブや花を楽しめる「神戸布引ハーブ園」があります。区内で山・海・街を楽しめる地域です。

神戸市中央区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

神戸市中央区の主要な駅

神戸市中央区には、JR西日本、神戸市営地下鉄、阪急電鉄、阪神電鉄、神戸新交通が走っています。主要駅は「三ノ宮」駅、「三宮」駅、「神戸三宮」です。

また「新神戸」駅は、山陽新幹線が停車します。なお、ポートアイランドには「神戸空港」があるため、他県への移動がスムーズです。

中央区役所

中央区役所の所在地は、神戸市中央区雲井通5丁目1-1です。JR「三ノ宮」駅、阪急・阪神「神戸三宮」駅、市営地下鉄・ポートライナー「三宮」駅から東へ徒歩約5分の距離にあります。また「中央区役所前」バス停のすぐそばです。

要介護認定は、神戸市福祉局介護保険課の「認定事務センター」で申請してください。郵送でも受け付けています。必要書類は、区役所または地域包括支援センター（あんしんすこやかセンター）で交付しています。神戸市のホームページからもダウンロード可能です。

認定事務センター

窓口の所在地：神戸市中央区加納町6-5-1 神戸市役所1号館4階
郵送の宛先：神戸市福祉局介護保険課認定事務センター私書箱25号

参考：中央区役所

神戸市中央区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保険・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任会議支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

地域包括支援センターは、区内に7カ所設置されています。神戸市における地域包括支援センターの愛称は「あんしんすこやかセンター」です。

参考：神戸市「あんしんすこやかセンターの検索」

神戸市中央区のイベント

神戸モザイクから眺めるメリケンパーク（Pastern - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

神戸市中央区で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「こうべ海（うち）の盆祭り」は、毎年8月中旬に「メリケンパーク」で開催される関西最大級の盆踊り大会です。全国各地の代表的な民謡を生歌・生演奏で踊るお祭りです。国際色豊かな屋台が出店するので、さまざまなグルメを楽しめます。

「秋華祭（しゅうかさい）」は、毎年11月頃に神戸市生涯学習支援センター（コミスタこうべ）周辺で開催されます。地域の交流や活性化を目的に、20年以上の歴史があるイベントです。和太鼓や神輿、仮装行列、模擬店をはじめ、多くの催しがおこなわれます。

老人ホームや介護施設によって、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加することがあります。イベントに興味がある方は施設に確認してみましょう。

神戸市中央区の高齢者支援制度

神戸市中央区で利用できる高齢者の支援制度をご紹介します。

ひまわり収集

職員が高齢者の自宅の玄関先までゴミ収集してくれるサービスです。収集日にゴミが玄関になかった場合は、協力者に連絡して安否確認します。

対象者は、一人暮らしをしている「要介護1以上の高齢者」または「障害支援区分1以上の方」です。ただし、家族や身近な方に協力を仰げる場合は対象外となります。

問い合わせはケアマネジャーやあんしんすこやかセンターが受け付けています。

参考：神戸市「ひまわり収集」

緊急通報システムケアライン119

家庭内での緊急時、迅速な救護を受けるためのシステムです。氏名や住所、病歴、かかりつけ医を事前登録しておくことで、通報時に適切な対応が受けられます。ケアライン119では、急病や火災、事故が起こったとき、地域の方と消防が協力して救護します。

対象は「近隣協力者の協力が得られる」かつ「家に固定電話がある」方のうち、以下のいずれかに当てはまる方です。

一人暮らしで、危険な症状が突発的に発生する持病がある方
一人暮らしの重度身体障がい者で、緊急事態に機敏な行動が困難な方
一人暮らしの高齢者で、虚弱なため緊急事態に機敏な行動が困難な方
二人暮らしで、どちらかが1か2に該当し、日中一人で過ごす時間が長い方
65歳以上の二人暮らしで、どちらかが1~3の症状に該当する方

申請用紙は各消防署、区役所保健福祉部で配布されています。申請先は最寄りの消防署です。

参考：神戸市「神戸市消防局緊急通報システムケアライン119」

はり・きゅう・マッサージ施術料助成

保険診療外となるはり・きゅう・マッサージの施術料を助成する事業です。1,000円の割引券が3枚給付されます。

対象者は、市内に住んでいる満70歳以上の方です。年度の途中で70歳を迎えた場合は対象外となります。問い合わせは神戸市総合コールセンターで受け付けています。

参考：神戸市「はり・きゅう・マッサージ施術料助成」

神戸市中央区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。神戸市中央区は灘区・兵庫区・北区に隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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