宝塚市の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「ケアハウス中山ちどり」、「ケアハウス宝塚」、「ケアハウス花屋敷」をはじめとした、兵庫県/宝塚市の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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宝塚市の老人ホーム・介護施設について

宝塚市は兵庫県の南東部に位置する市です。南部には住宅地、北部には豊かな自然に囲まれた田園地域が広がっており「歌劇と温泉のまち」として知られています。ここでは「宝塚市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

宝塚市の特徴

宝塚大劇場・バウホール, 宝塚市（663highland - 投稿者自身による作品, CC 表示 2.5, リンクによる）

宝塚市の総人口は、23万3,499人です。65歳以上の高齢者人口は6万5,105人で、高齢化率は27.88％です（2021年1月1日現在）。面積は101.89㎢。西は六甲山系、北は長尾山系に囲まれ、中央部には武庫（むこ）川が流れています。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日）」／宝塚市「宝塚市の概要」

宝塚市の魅力

宝塚市は大阪・神戸のベッドタウンとして発展した市であり、住宅地が広がっています。北部は高さ350ｍ前後の山並みに囲まれた自然豊かな農村地域が特徴です。自然を生かしたダリア球根の生産が盛んで、全国有数の出荷球数となっています。

また安産祈願の中山寺やかまどの神様をまつっている清荒神清澄寺（きよしこうじんせいちょうじ）が有名です。そのほか宝塚市の観光のシンボルが「宝塚歌劇団」です。大階段、銀橋、生オーケストラといった演出で見どころ満載の華やかな舞台は、全国的に有名です。

また特産品では、宝塚劇団にちなんで作られた「乙女餅」や宝塚温泉ゆかりの「炭酸せんべい」といった、宝塚市ならではの名品があります。

宝塚市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

宝塚市の主要な駅

宝塚市にはJR福知山線、阪急今津線、阪急宝塚本線が走っています。主要な駅は「宝塚」駅で、先述した3路線がすべて乗り入れています。JR福知山線を使えば「大阪」駅まで一本でアクセスできます。

宝塚市役所

宝塚市役所の所在地は、宝塚市東洋町1-1です。「宝塚市役所前」バス停で下車すると徒歩3分で到着します。

要介護認定の申請は宝塚市役所介護保険課（本庁1階）で受け付けています。申請書は、介護保険課の窓口で受け取るほか、宝塚市のホームページからダウンロードできます。申請の手続きは、本人や家族はもちろん、地域包括支援センターに代行申請を依頼することが可能です。

宝塚市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

宝塚市では地域包括支援センターが7カ所設置されています（2019年2月27日現在）。

参考：宝塚市役所

宝塚市のイベント

寶塚神社の本殿（Nozomikobe - 投稿者自身による作品, CC0, リンクによる）

宝塚市で毎年開催されている恒例のイベント・お祭りをご紹介します。

「宝塚神社夏祭」は、毎年7月に社町（やしろちょう）にある宝塚神社で開催されるお祭りです。「夏越の祓（なごしのはらえ）」といわれ半年間分の穢（けが）れを清め、残り半年間の家内安全や厄除けを祈願します。祭りでは、湯立て神事や子ども神輿（みこし）が奉納されます。露店が出店され、賑わいを見せています。

「伊和志津（いわしづ）神社例大祭」は、毎年10月に2日間にわたって催されます。春祭りで祈った豊作の品々が奉納され、子ども神輿が元気な掛け声と共に地域中をねり歩きます。露店があり、祭りならではの雰囲気を楽しめるお祭りです。

宝塚市の老人ホームや介護施設によっては、外出レクリエーションの一環としてこのようなイベントに参加します。気になる方は事前に施設の職員に尋ねてみましょう。

宝塚市の高齢者支援制度

宝塚市が展開している高齢者支援制度をご紹介します。

高齢者バス・タクシー運賃助成

「宝塚市内を走るバスの回数券・グランドパス65の購入」と「タクシー乗車」のどちらにも利用できる運賃助成券（1枚500円）を交付します。上限は年間10枚です。市内在住の方には71歳になる年度の当初に、申請書が送付され、返送することで申し込めます。

参考：宝塚市「高齢者バス・タクシー運賃助成」

緊急通報システムの給付

急病をはじめとした緊急時に対応する緊急通報装置を貸与します。緊急時にボタンを押すと緊急通報受信センターに繋がり、センターが利用者の自宅に安否確認をおこないます。場合によっては救急車に出動要請をします。利用に際しては自宅出入口の合鍵を預かる福祉協力員を3人指定する必要があるのでご注意ください。

対象者は、以下に該当する方などです。詳しくは宝塚市役所高齢福祉課に問い合わせてみてください。

おおむね65歳以上の一人暮らしの高齢者の方
身体障害者手帳1・2級をお持ちの一人暮らしの方
脳疾患・心疾患等で発作の危険等がある、昼間単身となる高齢者の方
同居の方すべてが支援や介護が必要な状態にある高齢者のみの世帯

参考：宝塚市「高齢者福祉サービス（介護保険外のサービス）」

高齢者日常生活用具の給付

高齢者が安全に暮らせるように、日常生活用具の給付をおこないます。対象となる生活用具は介護保険の対象外となる電磁調理器や自動消化器です。自動消火器は低所得の世帯に限定されます。また電磁調理器は所得額に応じて自己負担が発生します。

対象者は、おおむね65歳以上の一人暮らしまたは高齢者のみの世帯で、身体機能の低下により防災への配慮が必要な方です。

参考：宝塚市「高齢者福祉サービス（介護保険外のサービス）」

宝塚市で見つからない場合は周辺の地域までエリアを広げる

宝塚市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。宝塚市は神戸市、伊丹市、西宮市、川西市、三田市、川辺郡猪名川町と隣接しています。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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