三田市のグループホーム

介護のほんねでは、「三田温泉シルバーホーム」、「ユピテル三田」、「グループホーム三輪」をはじめとした、兵庫県/三田市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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三田市の老人ホーム・介護施設について

三田（さんだ）市は、兵庫県の南東部に位置している市です。神戸や大阪へのアクセスが良く、大阪のベッドタウンとしても知られています。今回は「三田市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

三田市の特徴

三田市役所本館KishujiRapid - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

三田市の人口は11万863人です。65歳以上の高齢者人口は2万8,554人で、高齢化率は25.76％になります。

三田市の面積は210.32㎢です。神戸や大阪といった大都市のベッドタウンとなっています。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

三田市の魅力

三田市は、六甲山地や丹波山地からなる三田盆地をはじめ、豊かな自然環境に恵まれています。「有馬富士公園」は兵庫県最大の都市公園です。園内には、水辺・草地・林の生態園があり、植物や昆虫が息づいています。またかやぶき民家や棚田があり、日本の伝統的な暮らしを学べます。

ほかにも、「花のじゅうたん」は人気の観光名所です。全国でも数少ない芝桜専門庭園で、芝桜の見頃である4月中旬〜5月中旬のみ開園しています。

また、三田市は歴史的な建築や史跡が豊富です。市内には「三田城跡」をはじめ、三田藩の家系である白洲次郎（しらすじろう）が眠っている「心月院（しんげついん）」、兵庫県の重要有形文化財である「旧九鬼（くき）家住宅資料館」があります。

三田市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

三田市の主要な駅

三田市には、JR福知山線（宝塚線）や神戸電鉄三田線・公園都市線が通っています。主要な駅は「三田」駅です。JRを利用すれば「大阪」駅までおよそ45分で到着します。

また、三田市では「神姫バス」「神姫グリーンバス」「阪急バス」といった路線バスが多く運行しています。

三田市役所

三田市役所の所在地は、三田市三輪（みわ）2丁目1-1です。JR「三田」駅より徒歩10分の場所にあります。

要介護認定の申請窓口は、福祉共生部介護保険課です。このほか、地域包括支援センターや高齢者支援センターでも受け付けています。

参考：三田市役所

三田市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

三田市には地域包括支援センターと高齢者支援センターがあり、どちらも高齢者に関する総合窓口として同じ役割を担っています。市内には合計6カ所の支援センターが設置されています。

参考：三田市「高齢者に関する総合相談窓口」

三田市のイベント

武庫川堰堤の桜並木

三田市で開催されている恒例のイベントをご紹介します。

「さんだ桜まつり」は、毎年4月1～7日ごろにかけて三田市総合文化センターで開催されるお祭りです。期間中は、うまいもん市や工房市、スタンプラリー、ステージイベントが催されます。また、郷の音ホール（武庫川堤防周辺）では桜並木がライトアップされ、夜桜を満喫できる人気のお花見スポットとなっています。

「三田まつり」は、毎年8月上旬に郷の音ホールや「三田」駅周辺で開催されるお祭りです。「心のかよう、ふるさと三田」というテーマで、パレードやステージイベント、縁日などさまざまな催しがおこなわれます。また、夜になると30分間のうちに2,500発の花火が打ち上げられます。三田市の夏の風物詩として親しまれているイベントです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

三田市の高齢者支援制度

三田市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

食の自立支援サービス

高齢者が健康的に生活できるよう、栄養バランスの整った食事を配達しています。食事を直接届けることで利用者の安否確認もおこなうサービスです。健康状態に異常が見られた場合は、医療機関をはじめとする関係機関に連絡します。

費用は1食あたり490円で、配達は1日1食、夕食のみです。月曜～土曜のうち、利用者の状態によって利用できる回数が異なります。

対象者は、65歳以上の一人暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯で、定期的な食事の確保や安否確認が必要だと判断された方です。申請・相談窓口は、三田市の地域包括支援センター・高齢者支援センターとなっています。

参考：三田市「食の自立支援サービス」

家庭介護用品支給サービス

寝たきりや認知症の高齢者を在宅で介護している方に、紙おむつなどの家庭介護用品を宅配にて支給します。上限額は1カ月6,250円、年間7万5,000円です。

対象者は、以下の条件をどちらも満たす方です。

寝たきりや認知症などで常時紙おむつが必要な、要介護4以上の高齢者を在宅で介護している世帯
同居家族全員が市民税非課税である世帯

参考：三田市「家庭介護用品支給サービス」

高齢者運賃助成

高齢者の社会参加や健康・生きがいづくりなどを目的に、公共交通機関で利用できる割引券を交付するサービスです。割引券は、バスや電車、タクシーを市内で乗車・降車した場合、1枚500円として利用できます。交付枚数は年間15枚、合計7,500円分です。

対象者は、その年の3月31日時点で70歳以上で、前年4月1日時点で三田市に在住もしくは住民登録がある方です。

交付や手続きの窓口は、三田市役所交通まちづくり課、または「三田」駅窓口や各市民センターなどです。申請や相談は、三田市の地域包括支援センター・高齢者支援センターで受け付けています。

参考：三田市「高齢者運賃助成～バスや電車、タクシーの利用をお助けします～」

三田市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

三田市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。三田市は、神戸市、宝塚市、三木市、加東市、丹波篠山市、川辺郡猪名川町に隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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