小規模ならではのアットホームさのなか、機能維持に取り組みながら生活できる
グループホームほのかは、調布市深大寺の畑に囲まれた場所にある施設です。施設に入って、まず目を引くのが「入居者様と職員が力を合わせて作った」という飾り付けの数々。大きな折り紙を切ったり折ったりした作品が飾られていました。施設は小規模であり、職員と入居者様が共同で力を合わせながら生活をしています。飾り付けからも「アットホームさ」を感じたのが第一印象です。
入居コーディネーターの長沼邦久さんは「入居者の方々はみなさん大先輩です。だから敬意をもって接することを心がけています」とおっしゃいます。「お世話をする」という意識だと子ども扱いしてしまうことになる。何でも職員がするのではなく、できることは自らしていただくのがポリシーの一つです。ゴミ出しや調理など、入居者の方々におまかせしていることもあるとおっしゃいます。落ち着いた立地で、機能維持を心がけながら生活できる施設です。
おすすめポイント “機能維持につながる「季節を感じる生活」と「毎日のレクリエーション」”
周りを畑に囲まれており、虫の声や鳥の声が聞こえる立地です。そんななかで施設が実践しているのが「食事レク」。すぐ裏の畑を管理しているのは施設の大家さんだそうです。大家さんが育てた季節ごとの旬の野菜が施設に持ち込まれ、食材として使われます。四季の巡りを感じられるのが魅力です。
またレクリエーションは毎日2回。その他に体操・口腔体操が毎日恒例になっています。入所コーディネーターの長沼さんは「毎日おこなってもマンネリ化しないよう、脳機能・運動機能ともに、職員が毎日違うプログラムを考えています」とおっしゃいます。心も体も活性化できるような施設だと感じました。
気になるポイント
小規模なグループホームですが、入居者様は皆様アクティブで笑い声も聞こえてくる、活発な施設です。もちろん(暴言や暴力などがなければ)幅広い方を受け入れているのですが、比較的自立度の高い方のほうがマッチすると思います。「特に料理が得意な方に入居していただいて、職員に調理を教えてほしいです」と長沼さんは笑顔でおっしゃっていました。