介護付きとデイサービスを併設 複合型施設ならではの充実した設備とサービスが魅力
今回は「あおぞらの里 グループホーム小松川」を取材しました。グループホーム・介護付き有料老人ホーム・デイサービスが入っている5階建ての建物のうち、1~2階がグループホームです。
ホーム長の仲眞さんに複合型施設の強みを聞くと「有料老人ホームのリフト浴や、デイサービスの送迎車を利用できることでしょうか。そういった面では、車いすの方でも安心して暮らせるグループホームです」とのこと。実際に、入居者様のなかには車いすの方も多いそうです。
訪問したタイミングは体操の時間。運営法人シダーの作業療法士が考案した「全身調整体操」というプログラムです。座りながらできる簡単な動作で、筋力トレーニングや認知症進行緩和も期待できるそうです。リハビリに一生懸命取り組む入居者様と、体を支えたり手を握ったり声をかけたりと、その気持ちに寄り添うスタッフの姿が印象的でした。
おすすめポイント “認知症専門の精神科による訪問診療が月2回 ”
あおぞらの里 グループホーム小松川は、医師による認知症の診断を受けた方が対象のホームです。みなさん認知症であるということから「内科」と「認知症専門の精神科」による訪問診療を月2回ずつ受けられます。高齢者施設のなかでも、精神科の訪問診療をおこなっている施設は珍しいです。
仲眞さんは「認知症の症状がある方は、薬の調整が大切になります。カームメディカルクリニック広尾の先生が入居者様の状況をしっかり診て、薬を減らしたり、変えたり、細かく調整をしてくれるので大変心強いです」と言います。たとえば入居時は暴力行為があった方も、今では暴力行為がなくなり穏やかに過ごされているそうです。ご家族にとっても安心して任せられる環境だと感じました。
気になるポイント
2ユニット定員18名のグループホームということもあり、アットホームな環境です。居室を出たらすぐリビングがあり、日中はみなさまリビングに集まって過ごされています。そのため反対に、一人の時間を長く過ごしたいという方には向いてないかもしれません。
とはいえ、フロアが騒がしいということはなく、みなさま和やかな時間を過ごされています。気になる方は、一度見学に行って雰囲気を感じてみてください。