コロナ禍でも生活を楽しむ工夫を惜しまない、温かな雰囲気のグループホーム
今回取材したのは板橋区にある認知症グループホーム「フレンド高島平」です。都営三田線「新高島平」駅から徒歩10分、新河岸川を越えた住宅街にあり、さらに少し先には荒川の土手が迫り上がっています。
「スロープがあるので車いすでも土手に上がれますよ。秋から冬にかけては富士山を拝める日もあるんです」そう話すのは、勤続10年になるベテランスタッフの橋場さんです。ほかにも近くには花壇やベンチが整備された新河岸公園もあり、散歩を楽しむには最適の環境です。ただし、現在はコロナ禍のため散歩は控えているそうです。
余暇の時間、散歩の代わりに入居者の方が楽しんでいたのはカラオケでした。「音楽の力はすごいんですよ。マイクを手にするとみなさんご機嫌になりますから」。ほかにも出前を取って外食気分を味わったり敷地内の畑で花や野菜を育てたり、こうした生活を楽しむ工夫がホームの温かな雰囲気を作っていると感じました。
おすすめポイント “グループホームならではの主体性を大切にしたサポート 看護師を配置してさらに安心できる環境に”
フレンド高島平は入居者様の主体性を大切にしています。橋場さん曰く「集団生活を送る上ではルールもあるんですが、極力選択肢を用意するようにしています。例えば、お茶の時間にはコーヒーだけではなく、紅茶やココアも選べるようにしたり。一人ひとりのお話に耳を傾けて意向を汲み取るようにしています」。
また、入居者様の健康管理にも力を入れています。必要に応じて近隣の医療機関から各種訪問サービス(訪問診療、訪問看護、訪問歯科、調剤管理)を受けられるほか、新たにホームのスタッフに看護師が加わりました(平日の日中のみ)。日々の健康管理はもちろん、緊急時の医療機関との連携もスムーズになり、これまで以上に安心して暮らしていただくことができそうです。
気になるポイント
グループホームは入居ニーズに対し居室数が限られるため、なかなか空室が出ません。フレンド高島平も取材時点で満室とのことでした。突発的に空室が出るケースもありますので、興味があれば問い合わせてみることをおすすめします。また、近隣には同法人が運営するサービス付き高齢者向け住宅「寿らいふ高島平」もあるため、お急ぎの場合は検討してみてはいかがでしょうか。