小規模施設だから細かい変化にすぐ気づける
JR中央線「平井」駅から徒歩約10分の場所にある介護付き有料老人ホーム「ラ・ナシカこまつがわ」。食堂の窓からは墨田区一帯を眺められる、気持ちのいい空間です。「全32室と小規模なので入居者様全員に目が行き届き、きめ細やかなケアができます」と施設長の塚本さんは話します。例えば「いつも歩けている方が少し足を引きずっている」という日々の小さな変化を見逃さず、症状が悪化する前にケアできます。
またリハビリが盛んで、参加率はなんと9割！ 麻痺で体のほぼ全体が動かなかった入居者様が手を動かせるようになるなど、機能改善の事例も。体操が苦手な方は機能訓練室にいるだけでもOKとするなど、個人のペースを尊重したリハビリが好評だそうです。塚本さんは「自由に取り組めることで、リハビリへのハードルが下がるのでしょうね。積極的に取り組んでくださるようになった方もいて嬉しいです」と話していました。
おすすめポイント “認知症専門医に症状や服薬についてすぐ相談できる”
ラ・ナシカこまつがわには専属の認知症専門医がいます。2週間に1度の往診に来ているので、体調の不安や症状についてすぐ相談できる環境です。以前、ある入居者様に認知症による徘徊の症状が出てしまった際、専門医からもらったアドバイスを実践したことで徘徊が落ち着いたということもあったそうです。
「ご入居前は全く症状が出ていない方だったので、ご家族も戸惑っていたほどでした。専門医の助言で、ご本人がすぐ家族に連絡できるような設備を整えたので、双方にとって安心できる環境になったのではないかと思います」。専門家が身近にいるため、認知症の症状に変化があっても安心できるホームだと思いました。
気になるポイント
ラ・ナシカこまつがわでは8～17時まで看護師が勤務していますが、夜間帯は介護スタッフのみとなります。そのため24時間医療行為が必要な方は入居できません。一方、夜間のケアが不要な胃ろうやインスリン、ストーマ、在宅酸素といったさまざまな医療ケアに対応しています。入居を検討している方は、ご自身が必要とする医療行為に対応可能かどうかホームに確認してみるのがいいでしょう。
ホームから入居をご検討中の方へのメッセージ
介護のほんね
