職員と入居者様との活発なコミュニケーションが特徴
アミカの郷成増は板橋区成増の閑静な住宅街のなかにあります。施設内では職員の明るい声が聞こえてきます。職員は総じて若い方が多いのが特徴。20~30代のスタッフが多くを占めており、ベテランスタッフからの教育を受けながら、スキルを磨いているのだそうです。施設長は「入居者様と職員とのコミュニケーションが活発なのが特徴の1つ」とおっしゃいます。職員がお休みの日に「今日、〇〇さん見ないけど、どうしたの?」と入居者様から声がかかることもあるのだそうです。
スタッフも入居者様の様子を把握しようとしています。施設内では毎日「ミニカンファ」と呼ばれる「出勤している職員全員での情報交換会議」が開催されており、そこで入居者様の情報を伝えあっているのだそう。こうした取り組みがあるからこそ、施設内での活発なコミュニケーションが生まれるのだと感心しました。
おすすめポイント “データをもとにした体調管理”
アミカの郷成増では、入居者様の体調管理をしっかりとしたデータをもとに進めています。そのうえで役に立つのが、全室に導入している「眠りSCAN」です。マットレスの下に敷くセンサーマットで、「眠っているかどうか」「就寝中の心拍数、寝返りの回数、呼吸数」などを計測できます。「眠りSCAN」を導入したことで、夜間に見回りをすべき入居者様が判別できるようになったり、夜間に起き上がった方をすぐに特定して介助できたりと、良いことづくめなんだそうです。またその他「日報」もデジタル化しており、過去の日報を職員の誰もが確認できます。施設長は「ベテラン職員の感覚も大事ですが、データがあると信頼感が違います。若い職員が多いから導入しやすかったんですよ」と話されていました。
気になるポイント
アミカの郷成増は比較的「アクティブ」な施設だと感じました。施設内でのコミュニケーションが頻繁におこなわれているとともに、施設内では毎日のようにレクリエーションがあります。なかでも「ALSOK体操」は半分くらいの方が参加するほど人気なのだそうです。ただ、なかには「あまり周囲と関わらずにゆっくり過ごしたい」と考えている方もいらっしゃると思います。こうした方々にとってアミカの郷成増はミスマッチしてしまうかもしれません。