スタッフも住まいも明るい老人ホームです
板橋区の「西台」駅徒歩7分の場所にある「有料老人ホーム シェモア西台」へ訪問 。相談員の本田さんに館内を案内していただきました。
館内はとても明るく開放的です。吹き抜けのリビングをはじめ屋上テラス、中庭があり、どの場所にいても光が差し込む設計になっています。他にも、グランドピアノがあるラウンジ、おしゃれなカップが並ぶカフェコーナー、フットケアが受けられるセラピールームなど、QOL(生活の質)が向上しそうな共有スペースが魅力です。
また、本田さんは「ご家族とスタッフ間のコミュニケーションを大切にしている」と言います。多い方は週に2回、最低でも月に1回は写真付きのメールを送っているそうです。訪問時もスタッフとすれ違うたびに笑顔で挨拶してくれるなど、人の温かみを感じられるホームでした。
おすすめポイント “認知症ケアに注力! 認知症専門病院の院長が往診”
有料老人ホーム シェモア西台が所属する「翠会ヘルスケアグループ」には、医療法人や社会福祉法人が属しています。そのため同グループの「和光病院」「成増厚生病院」と連携して、医療ケアを提供。特に和光病院は認知症専門病院です。院長が自ら月に1回往診しているため、ちょっとした変化にも気づけます。
有料老人ホーム シェモア西台は、入居者様の9割が認知症で、4割が重度の認知症の方です。徘徊にも対応できるように、2名の入居者様に対して1名の職員を配置するなど手厚い体制です。本田さん曰く「他の施設で入居を拒否された方や退去を迫られた方も、当ホームではのびのびとお過ごしいただいております」とのことです。重度の認知症で施設を探している方にはおすすめです。
気になるポイント
前述したようにほとんどの方が認知症なので、認知症ではない方は入居者様同士の会話などに物足りなさを感じてしまうかもしれません。とはいえ、認知症の症状や進行度合いは人によって全然違います。有料老人ホーム シェモア西台では、会話のレベルに配慮して「2階は重度の方」「3階は軽度や自立の方」とフロア分けをしているとのことです。なお、入居者様の平均介護度は要介護2、平均年齢は86歳前後。雰囲気に合うかどうかは、実際に足を運んで確認してみてください。
お食事レポート
入居者様と同じ献立の昼食をいただきました。メインのぶりの塩麹焼きの横には、花型のニンジンが添えられており、見た目も華やかです。また畑菜のごま和えも細かく刻まれており、食べやすくするための工夫を感じました。ちょっとしたひと手間があり、作り手の思いやりが伝わるおいしさです。
<本日のメニュー>
・ぶりの塩麹焼き
・ふきと鶏肉の煮物
・畑菜のごま和え
・かきたまのみそ汁
・ご飯