白山市の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム　あじさいの郷」、「特別養護老人ホーム松美苑」、「特別養護老人ホーム　福寿園」をはじめとした、石川県/白山市の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は8件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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白山市の老人ホーム・介護施設について

白山（はくさん）市は、石川県の南部に位置する市です。市の全域が「ジオパーク」となっており、山や川、峡谷、海といった自然を感じられるエリアです。こちらでは「白山市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

白山市の特徴

白山室堂の白山比咩神社祈祷殿（白山奥宮）（Wikipediaより）

白山市の人口は、11万3,496人です。65歳以上の高齢者の人口は3万1,600人で、高齢化率は27.84%となっています（2021年1月1日現在）。

白山市の面積は754.93㎢で、石川県内で最も広い市です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／白山市「市の紹介」

白山市の魅力

白山市は、全域が「白山手取川ジオパーク」に認定されています。「ジオパーク」とは大地の遺産の保護と活用を目的とした自然公園のことです。白山手取川ジオパークは「海と扇状地のエリア」「川と峡谷のエリア」「山と雪のエリア」の3つに分かれています。「松任（まっとう）海浜公園」「小舞子海岸」「手取峡谷」「綿ヶ滝」「白山国立公園」と、さまざまな自然を満喫できるスポットが多いのが魅力です。

また白山市は、東洋経済新報社が発表している「住みよさランキング」で、2019年に総合評価全国1位を獲得しました。このランキングは「安心度」「利便度」「快適度」「富裕度」の4つの指標をもとに算出されたものです。白山市は2019年以来、3年連続で総合評価全国トップ10入りを果たしています。

白山市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

白山市の主要な駅

白山市では、JR北陸本線と北陸鉄道石川線を利用できます。主要な駅は「松任」駅です。北陸本線で「金沢」駅まで1本で行き来できます。また福井県、滋賀県方面へのアクセスに便利です。

白山市役所

白山市役所の所在地は、白山市倉光2丁目1です。バスを利用する際は「白山市役所前」バス停から徒歩2分で到着します。

要介護認定の申請手続きは、本庁の長寿介護課もしくは各支所・市民サービスセンター窓口で受け付けています。

参考：白山市役所

白山市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する相談事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

白山市では、地域包括支援センターが計7カ所設置されています。

参考：白山市「白山市地域包括支援センター」

白山市のイベント

石川県白山市白峰温泉の天望の湯（Wikipediaより）

白山市で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「白山まつり白峰（しらみね）」は、毎年7月に2日間にわたって開催されるイベントです。中央会場は白峰温泉総湯前広場です。臼みこし、かんこ踊りの輪踊り、延命水山台曳きといった特徴的な催しがおこなわれます。

「ほうらい祭り」は、毎年10月のはじめの土・日曜日に白山市鶴来地区で開催されます。およそ800年の歴史がある、金劔宮（きんけんぐう）の秋季祭です。およそ5mの人形を積んだ造り物と獅子方をかついで練り歩きます。

老人ホームや介護施設によっては、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設があります。気になる方は、入居前に施設に確認してみましょう。

白山市の高齢者支援制度

白山市が展開している高齢者支援制度をご紹介します。

車いす等利用者外出支援事業

車いすや寝たきりの方の外出をサポートするサービスです。自宅から医療機関や在宅福祉サービスを提供する場所に行く際の、移送用タクシーの利用料を一部助成します。外出の機会を支援し閉じこもりを防止するとともに、社会活動への参加を促すのが目的です。

1枚1,000円の助成券を1カ月で4枚まで交付します。乗車1回につき1枚利用でき、差額分は利用者の負担となります。

対象者は「市内に住所がある、在宅の65歳以上の高齢者で、寝たきり度がランクB以上の方、および身体障害者手帳の1、2級で障害者福祉タクシーを利用することが困難な方」です。

お問い合わせは、市役所長寿介護課で受け付けています。

参考：白山市「車いす等利用者外出支援事業」

高齢者ふれあい入浴事業

市が指定する公衆浴場（銭湯）の利用券を交付する事業です。利用券を使えば、100円で入浴できます。利用券の枚数は1年度につき最高12枚で、年度の途中で申請した場合は月割りした枚数になります。

対象者は「市内在住の65歳以上の高齢者」です。初回のみ登録が必要で、翌年からは自宅へ郵送されます。詳細は市役所長寿介護課にお問い合わせください。

参考：白山市「高齢者ふれあい入浴事業利用券」

寝具乾燥消毒サービス

寝たきり状態の高齢者が利用する寝具を清潔に保つためのサービスです。寝具の乾燥・消毒が500円で受けられる助成券を配布します。3カ月おきに1回の利用が可能です。なお、生活保護受給世帯は無料で利用できます。

対象者は「市内に住所がある在宅の65歳以上の高齢者で、寝たきり度がランクB以上の方」です。お問い合わせは、市役所長寿介護課で受け付けています。

参考：白山市「寝具乾燥消毒サービス」

白山市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

白山市内で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。白山市の隣接地域は金沢市、小松市、能美市、野々市市、能美郡川北町、福井県大野市、勝山市、岐阜県高山市、大野郡白川村、富山県南砺市です。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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