加賀市の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「ユニット型介護老人福祉施設　片山津温泉日日好日院」、「特別養護老人ホーム　加賀中央慈妙院」、「指定介護老人福祉施設サンライフたきの里」をはじめとした、石川県/加賀市の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は10件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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加賀市の老人ホーム・介護施設について

加賀市は、石川県の西南部に位置する都市です。こちらでは「加賀市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

加賀市の特徴

加賀市役所 2006年10月12日　Bakkai撮影<レタッチ済>（日本語版ウィキペディアのBakkaiさん, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

加賀市の人口は6万5,307人です。65歳以上の高齢者人口は2万2,723人で、高齢化率は34.79％となります（2021年1月1日現在）。

面積は、305.87㎢です。加賀市は大きく分けて大聖寺（だいしょうじ）、動橋（いぶりはし）、作見（さくみ）、片山津（かたやまづ）、橋立（はしたて）、山代（やましろ）、山中の7地区に分かれます。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／加賀市「令和2年度版加賀市姿勢要覧」「第4章地域区分」

加賀市の魅力

加賀市は、歴史と伝統文化の町として有名です。大聖寺エリアは、かつて加賀百万石の支藩・大聖寺藩の城下町として栄えていました。江戸時代の町名が受け継がれていたり、大名庭園が残されていたりと、歴史を感じられる地域です。

加賀市の代表的なスポットは「加賀温泉郷」です。加賀市内には疲労回復の湯「片山津温泉」や、長寿の湯「山代温泉」ほか、松尾芭蕉が愛した癒しの湯「山中温泉」があります。

また、加賀温泉郷は「九谷焼」や、三大漆器「山中漆器」の里として知られています。温泉地と伝統工芸文化が融合した珍しい地域です。

加賀市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

加賀市の主要な駅

加賀市内には、JR北陸本線が走っています。主要な駅は「加賀温泉」駅です。都市圏からのアクセスに優れ、東京から北陸新幹線で3時間、関西・名古屋からは特急で2時間です。北陸新幹線金沢開業により、関東方面からアクセスしやすい地域になりました。

加賀市役所

加賀市役所の所在地は、加賀市大聖寺南町ニ41です。JR北陸本線「大聖寺」駅から徒歩約4分の場所にあります。バスを利用する場合は「南町」バス停から徒歩約3分で到着します。

要介護認定の申請は、介護福祉課長寿介護グループです。申請する前に、まず高齢者こころまちセンター（地域包括支援センター）にご相談ください。

参考：加賀市役所

加賀市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

加賀市では地域包括支援センターを「高齢者こころまちセンター」と呼んでいます。加賀市内には、市役所内に「基幹型高齢者こころまちセンター」が1カ所、サブセンターが1カ所あります。そのほか、地区ごとに15カ所の高齢者こころまちセンターが設置されています。

参考：加賀市「地区高齢者こころまちセンター案内チラシ」

加賀市のイベント

山中温泉、山中座（石川県）（Kakidai - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

加賀市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「こいこい祭」は、毎年9月下旬に山中座周辺でおこなわれる「山中温泉」の最大のイベントです。町全体が山中節に包まれるなか、勇ましい掛け声とともに「湯女（ゆめ）みこし」や「若衆（わかしゅ）みこし」をはじめ、大獅子の巡行がおこなわれます。

「菅生石部（すごういそべ）神社御願（ごんがん）神事」は、毎年2月10日に菅生石部神社で開催されます。別名「竹割まつり」と呼ばれる例祭です。白衣（びゃくえ）・白短袴（しろたんこ）姿の青年が、長さ2m余りの青竹を境内境外問わず激しく地面に叩きつけ、次々と割っていきます。すべての竹を割り終わると、拝殿から大蛇を模した長さ20m・太さ30cmの長縄を引きずり出し、大聖寺川に投げ入れる勇壮な行事です。なお、割られた竹は、厄よけや健康に御利益があるとされ見物人が自由に持ち帰ることができます。

「大聖寺桜まつり」は、毎年4月中旬に「加賀神明宮」周辺で開催されます。山車（だし）とともに、子どもたちの囃子（はやし）や獅子舞が町内を練り歩く姿が見どころです。夜には熊坂川沿いの延長1kmにわたる桜並木にぼんぼりが灯され、幻想的な夜桜を楽しめます。

加賀市の高齢者支援制度

加賀市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

訪問理美容

体が不自由な在宅の高齢者を対象に、理美容師が訪問理美容サービスをおこないます。内容は、自宅内での調髪や顔そりです。

理美容師の訪問にかかる交通費、出張費は市が負担します。調髪・顔そり等のサービス料は実費です。加盟店一覧から理美容店を選択でき、年度内で4回まで利用できます。

対象者は「要介護1以上で外出が難しい65歳以上の方」です。利用を希望する方は、担当のケアマネジャーに相談してください。

参考：加賀市「訪問理美容」

配食サービス事業

食事の用意が難しい高齢者世帯を対象に、配食と安否確認をおこなう事業です。配食サービスを受けるためには、市から食生活に関する調査を受ける必要があります。費用は食事の実費額で、配食事業所により異なります。

対象者は、高齢者世帯のうち以下のいずれかに当てはまる方です。

調理ができない方
買い物ができない方
安否確認が必要な方
6カ月以内に大幅な体重低下が認められる方やその可能性のある方

問い合わせは、市役所介護福祉課長寿介護グループで受け付けています。

参考：加賀市「配食サービス」

貯筋券の交付

対象の運動施設とプール施設を無料体験できる「貯筋券」を交付します。施設職員の指導のもと、簡単なストレッチやマシンを使用できます。体験時間は1時間程度です。運動施設は3回、プール施設は2回体験できます。

対象者は、以下に当てはまる方です。

65歳以上で市内在住
介護保険の認定を受けていない
日常生活で運動習慣がない
自分で会場に行ける
現在入会している運動施設・プール施設がない

申し込みは、加賀市高齢者こころまちセンターで受け付けています。

参考：加賀市「貯筋券の交付」

加賀市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

加賀市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。加賀市は小松市、福井県勝山市、あわら市、坂井市と隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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