日立市の要介護の受入が可能なグループホーム

介護のほんねでは、「愛の家グループホーム日立森山町」、「愛の家グループホーム日立東町」、「グループホームひまわり」をはじめとした、茨城県/日立市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホーム/要介護の条件に当てはまる施設は15件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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日立市の老人ホーム・介護施設について

日立市は、茨城県の北東部に位置し、鉱工業を中心に「ものづくりの街」として成長してきました。また、東側を太平洋、西側を多賀山地に囲まれており、豊かな自然に恵まれています。ここでは、「日立市での高齢者の暮らし」についてポイントを紹介します。

日立市の特徴

日立市役所（papakuro - 投稿者が撮影, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

日立市の人口は17万5,366人で、水戸市、つくば市に次いで県内第3位です。65歳以上の高齢者の人口は5万7,037人で、高齢化率は32.52％になっています（2021年1月1日現在）。

日立市の面積は225.86㎢です。本庁地区のほか、多賀、南部、日高、豊浦、西部、十王（じゅうおう）の7地区があります。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／日立市「日立市の統計：2 位置・面積・土地・気象」「日立市地区別（学区別）・年齢別人口」

日立市の魅力

日立市は「ものづくりの街」として成長してきました。鉱工業の発展を今に伝える施設があります。日立鉱山の歴史を紹介する「日鉱記念館」や、日立製作所の創業当時の資料を展示している「小平記念館」があります。

また桜の名所が多いのが特徴の1つ。「かみね公園」には約1,000本、「平和通り」には約130本の桜の木があり、いずれも「日本のさくら名所100選」に選ばれています。桜は「市の花」であり、さくら色は市のイメージカラーとなっています。

そのほか、日立市は第1次産業が盛んな地域です。農業の名産品として、森のカスタードクリームと呼ばれるフルーツ「ポポー」を栽培しています。水産業では、久慈（くじ）漁港で水揚げされる「シラス」、年間を通じて日立沖で漁獲される「さくらダコ」といった名産があります。

日立市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

日立市の主要な駅

日立市は、JR東日本の常磐線が運行しており、主要駅は「日立」駅です。「日立」駅から東京都の「上野」駅までは特急列車でおよそ1時間40分で到着します。また福島県を経由して宮城県の「仙台」駅まで1本で行けるのが魅力です。

日立市役所

高齢者にとって市役所は、要介護認定の申請や行政サービスの申し込み、住民票の受け取りといった用事で利用します。

日立市役所は、日立市助川町1丁目1-1にあります。「日立」駅中央口バス乗り場（1番）から神峰（かみね）公園口経由のバスに乗車。「日立市役所前」バス停で下車すると徒歩3分で着きます。

日立市で要介護認定を受ける際は、市役所の介護保険課（本庁舎1階）、各支所の窓口で申請できます。なお、日立市のホームページから申請書をダウンロードして郵送で申請することが可能です。

参考：日立市役所

日立市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

日立市では、合計9カ所の地域包括支援センターが設置されています（2021年4月21日現在）。

参考：日立市「地域包括支援センター」

日立市のイベント

2019年の日立さくらまつりにおける日立風流物（Σ64 - 投稿者自身による作品, CC 表示 4.0, リンクによる）

日立市内で、毎年恒例となっているイベントやお祭りをご紹介します。

「日立さくらまつり」は、桜の開花時期に合わせて4月上旬頃に、平和通りとかみね公園、十王パノラマ公園を会場に開催されます。平和通り会場では、夜間の歩行者天国で夜桜が楽しめるほか、「日立風流物（ひたちふうりゅうもの）」という高さ約15ｍ、重さは約5tの大きな山車（だし）が公開されます。

「ひたち国際大道芸」は、毎年5月上旬または中旬に「日立」駅前と「常陸多賀（ひたちたが）」駅前の2会場で催されているイベントです。世界で活躍する大道芸人が、アクロバットやパントマイムを中心に超一流の技を披露します。

「ひたちサンドアートフェスティバル」は、7月に河原子（かわらご）海水浴場で海開きをかねて開催されるイベントです。巨大なサンドアート（砂像）が展示されるほか、花火と音楽をともに楽しめる劇場型の花火大会がフィナーレを飾ります。

老人ホームや介護施設によっては、職員と一緒に地域のお祭りやイベントに参加することがあります。実際にどんな季節行事やイベントに参加できるか、入居前に各施設で尋ねてみるといいでしょう。

日立市の高齢者支援制度

日立市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

軽度生活援助

おおむね65歳以上で日常生活に支障がある高齢者を対象に、援助員が居宅を訪問して、日常生活の支援をおこなう制度です。週1回、1時間程度、外出への付き添い、食材の買い出し、家の掃除、整理整頓といった家事を援助します。所得税課税世帯は1時間あたり110円、非課税世帯は1時間あたり30円の自己負担があります。生活保護世帯は無料で利用できます。

参考：日立市「軽度生活援助事業」

はり、きゅう、マッサージ施術助成

65歳以上の高齢者に、はり、きゅう、マッサージの施術費用の一部を助成しています。助成額は1回の施術につき1,000円で、1年間で1万2,000円分を限度として助成券を交付します。対象者は「65歳以上の方」か「体に重い障がいのある方（1級、2級）」です。

参考：日立市「はり、きゅう、マッサージ施術助成事業」

配食サービス事業

地域のボランティアが、一人暮らしの高齢者や65歳以上の高齢者のみの世帯を週に1回訪問して、栄養バランスの取れた食事を届け、併せて安否の確認をおこないます。配食の曜日は地区によって違います。また、弁当代として実費の負担が必要です。

参考：日立市「配食サービス事業」

日立市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

日立市で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。日立市は高萩市、常陸太田市、那珂市、那珂郡東海村と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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