牛久市の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム　牛久さくら園」、「特別養護老人ホーム　元気館」、「指定介護老人福祉施設　博慈園」をはじめとした、茨城県/牛久市の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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牛久市の老人ホーム・介護施設について

牛久市は、茨城県の南部に位置している市です。東京都から約50㎞圏内にあり、宅地開発が進んでいます。こちらでは「牛久市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

牛久市の特徴

茨城県牛久市、牛久市役所（オリジナルのアップロード者は日本語版ウィキペディアのHykw-a4さん - ja:File: Ushikusiyakusho.jpg, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

牛久市の人口は、8万4,868人です。65歳以上の高齢者人口は2万4,667人で、高齢化率は29.07％となっています。

牛久市の面積は58.92㎢です。大きく分けると「ひたち野うしく」駅エリア、牛久沼エリア、「牛久」駅エリア、牛久東部エリアの4つの地域になります。里山や田園といった自然環境と、都市機能をあわせ持つ地域です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」／牛久市「牛久ってこんなところ」

牛久市の魅力

牛久市には、青銅製立像の大仏として世界一大きい「牛久大仏」があります。地上120mの高さがあり、1995年にギネス世界記録に認定されました。胎内には1～5階までのフロアがあり、写経空間や展望台、大仏様に関する展示コーナーが設けられています。敷地内には浄土庭園があり、四季折々の花を見られます。

「牛久市観光アヤメ園」は、約200品種のアヤメや花菖蒲が植えられている花園です。春には桜、秋にはヒガンバナといった色とりどりの花が咲きます。

牛久市の名産品の一つはワインです。市内には日本初の本格的ワイン醸造場「牛久シャトー」があります。園内にはワイン造りについての資料館やフレンチ料理を味わえるレストランが併設されています。近代化産業遺産、また国の重要文化財に指定されている施設です。

牛久市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

牛久市の主要な駅

牛久市には、JR常磐線が走行しています。主要な駅は「牛久」駅です。乗り換えに便利な「取手」駅までは電車で12分、東京都の「北千住」駅までは約40分で到着します。

また牛久市では、コミュニティバス「かっぱ号」が運行しています。8つのルートがあり、市内各所への移動に便利です。

牛久市役所

牛久市役所の所在地は、牛久市中央3丁目15-1です。コミュニティバス「かっぱ号」の「運動公園ルート」を利用し「牛久市役所」バス停で下車後、徒歩約3分で到着します。

要介護認定の窓口は、本庁舎1階にある高齢福祉課です。

参考：牛久市役所

牛久市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

牛久市の地域包括支援センターは、2カ所設置されています（2021年8月26日現在）。

参考：牛久市「地域包括支援センター」

牛久市のイベント

牛久市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「うしくWaiワイまつり」は毎年11月3日の文化の日に牛久市中央生涯学習センターの駐車場内で開催されるイベントです。特産品の販売や飲食ブースのほか、旬の野菜販売コーナーが設けられます。また「としょかんまつり」と「菊まつり」も同時に開催されます。植木市やいい友市（フリーマーケット）、大抽選会といった牛久市の魅力を集めたお祭りです。

「うしくかっぱ祭り」は毎年7月の最終土・日曜日に、花水木通りや牛久市役所をはじめとする会場で開催されます。小学生による演奏パレードや「よさこい鳴子踊りパレード」が見どころです。また、メインイベントの「かっぱばやし踊りパレード」には、2日間で1万人以上が参加します。花水木通りを約2時間かけて踊り歩くイベントです。牛久の素晴らしさが広がり、心が一つになるようにと作られた「牛久ハッピー音頭」が披露され、にぎやかな踊りを観賞できます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

牛久市の高齢者支援制度

牛久市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

徘徊高齢者家族支援サービス

徘徊行動がある認知症の高齢者を介護する家族に対して、携帯用位置情報検索機を貸し出しています。機器を通して、行方不明になった高齢者をいち早く捜索できるシステムです。

対象者は「おおむね65歳以上の徘徊行動のある高齢者を介護している家族」または「徘徊行動がある高齢者が入居する特別養護老人ホーム」もしくは「市長がサービスを受ける必要があると認めた方」です。お問い合わせは、市役所高齢福祉課で受け付けています。

参考：牛久市「徘徊高齢者家族支援サービス（2015年12月24日更新）」

おむつ給付金

寝たきりや認知症などで、常時おむつを使用している方のおむつ購入費を補助する事業です。月額5,000円以内で購入費の一部を補助します。

対象者は、市内在住かつ当該年度分の市民税が非課税で、以下の条件に該当する方です。

自宅に住む65歳以上の高齢者で、寝たきりまたは認知症があり、常時おむつを使用している方
65歳未満で要支援・要介護認定を受け、寝たきりまたは認知症により常時おむつを使用している方

申請・問い合わせは、市役所高齢福祉課で受け付けています。

参考：牛久市「おむつ給付金（2019年4月26日更新）」

食の自立支援サービス

一人暮らしの高齢者などに対して、食事を計画的に提供するサービスです。提供と同時に安否確認をおこないます。利用料は、普通食が400円、特別食が500円です。月曜日から土曜日までの昼食・夕食を配達します。

対象者は、市内在住の65歳以上で、一人暮らしおよび高齢者世帯の方です。また、自立支援の観点からサービスが必要だと判断された方も対象です。申請・問い合わせは、市役所高齢福祉課で受け付けています。

参考：牛久市「食の自立支援サービス（2019年5月28日更新）」

牛久市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

牛久市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。牛久市は、土浦市、つくば市、龍ケ崎市、稲敷市、稲敷郡阿見町に隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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