丹波篠山市のサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「サービス付き高齢者向け住宅立杭」をはじめとした、兵庫県/丹波篠山市の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅の条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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施設の種類

丹波篠山市の老人ホーム・介護施設について

丹波篠山（たんばささやま）市は兵庫県の中東部に位置しており、昔ながらの農村風景が魅力的な市です。こちらでは「丹波篠山市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

丹波篠山市の特徴

撮影：大正ロマン館。所在地は兵庫県篠山市。（663highland - 投稿者自身による著作物, CC 表示 2.5, リンクによる）, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

丹波篠山市の人口は4万845人です。このうち65歳以上の高齢者人口は1万4,164人で、高齢化率は34.68%となっています。

丹波篠山市の面積は377.59㎢です。市内は篠山エリア・城東エリア・多紀（たき）エリア・丹南エリア・西紀（せいき）エリア・今田（こんだ）エリアの6つに分けられます。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」／丹波篠山市「お子さまの屋外遊びについて」

丹波篠山市の魅力

丹波篠山市は江戸時代に城下町として栄えていた歴史を持ち、今なお歴史と伝統があふれる市です。「篠山城跡大書院」は1944年に一度焼失しましたが、2000年に復元されており現在も見学できます。そのほか「青山歴史村・デカンショ館」「丹波篠山市歴史美術館」「丹波篠山市立武家屋敷安間家史料館」といった施設があります。

また、丹波篠山市は農業が盛んです。丹波篠山黒豆（黒枝豆）や丹波栗、丹波松茸といった名産品が数多くあります。さらに神戸ビーフや但馬牛の生産地でもあり、畜産業も盛んです。

そのほか、丹波篠山市には温泉があります。「草山温泉」は、寛永年間からの歴史があるといわれる温泉です。海水の1.5倍の塩分を含む強塩泉で、茶褐色の濁り湯が特徴です。施設の周辺には自然が多く、景色を楽しみながら温泉に浸かれます。

丹波篠山市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

丹波篠山市の主要な駅

丹波篠山市には、JR福知山線が通っています。主要駅は「篠山口」駅です。

また市内には、路線バス「神姫グリーンバス」やコミュニティバス「コミバスハートラン」が走っています。「コミバスハートラン」は、月曜日から金曜日まで運行しており、NicoPaで支払えば区間を問わず一律200円で乗車可能です。

丹波篠山市役所

丹波篠山市役所の所在地は、丹波篠山市北新町41です。「コミバスハートラン」に乗車し、「丹波篠山市役所」バス停より徒歩約2分です。

要介護認定の申請は、長寿福祉課介護保険係で受け付けています。

参考：丹波篠山市役所

丹波篠山市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

丹波篠山市内の地域包括支援センターは、合計2カ所です（2020年10月13日現在）。

参考：丹波篠山市「地域包括支援センター」

丹波篠山市のイベント

篠山城鉄門跡（くろがねもんあと）から（Jnn, CC BY 2.1 jp, リンクによる）, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

丹波篠山市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「デカンショ祭」は、例年8月に「篠山城跡三の丸広場」で開催されるお祭りです。人々がやぐらを囲み「ヨーオイヨーオイデッカンショ」の掛け声とともに、デカンショ踊りを踊ります。デカンショ節は300以上あると言われ、市指定無形民俗文化財に指定されています。

「さくらウィーク」は例年4月初旬から中旬にかけて、県下随一の桜の名所として知られる篠山城跡の周辺で開催されるイベントです。約1,000本のソメイヨシノが咲き誇ります。開催期間中は、二の丸に限り軽食が可能です。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

丹波篠山市の高齢者支援制度

丹波篠山市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

外出支援サービス

一般の公共交通機関を利用するのが困難な状態にある高齢者の外出を支援することを目的とした送迎サービスです。送迎範囲は原則として自宅から市内の医療機関までです。ただし、市内に受診を希望する診療科がない場合、特例として市外への送迎が認められることもあります。

利用回数は、市内であれば月8回以内、市外であれば月4回以内です。利用時間帯は、月～金曜日の9時～16時30分です。なお、祝日・年末年始は利用期間外となります。料金は、市内は片道1回500円、市外は片道1回1,000円です。

対象は、市内に住所があり、日常生活において常時車いすが必要で、車の乗降に介助が必要な65歳以上の方です。

参考：丹波篠山市「外出支援サービス事業」

認知症高齢者等の見守り・SOSネットワーク

認知症高齢者が社会で安全に生活できることを目的としたシステムです。「見守りネットワーク」と「SOSネットワーク」の2つを実施しています。

「見守りネットワーク」は、行方不明になる恐れがある高齢者の情報を市に事前登録をし、普段から地域全体で見守る取り組みです。事前登録する内容は、身体的特徴や連絡先、顔写真などです。

「SOSネットワーク」では、行方不明となった際に協力機関などに情報を発信し、早期発見につなげます。事前登録情報があることで、捜索活動が迅速に進められます。「SOSネットワーク」の流れは以下の通りです。

家族が警察に行方不明届を提出後、警察が捜索します。
それでも見つからない場合、警察から市へ行方不明者の情報が提供されます。
さらに、市から協力機関へ行方不明者の情報をメールで送信します。ただし、提供する情報は個人が特定できないような性別や服装、年齢などです。
協力機関が本人を見かけた際、警察へ情報提供し、保護につなげます。

対象となるのは、認知症の症状により行方不明になる恐れがある高齢者です。

参考：丹波篠山市「認知症高齢者等見守り・SOSネットワーク」

配食サービス

栄養バランスの取れた食事を高齢者の自宅まで届けるサービスです。直接自宅を訪れることで、健康面でのサポートをするとともに安否確認もします。配達日は毎週金曜日です。ただし、祝祭日や年末年始は除きます。

宅配事業所は、コミュニティカフェ「みーつけた」、NPO法人「陽だまり」、「八上ふるさと館みちくさ」、「カフェぴーち」の4つの施設となります。利用料金は、1食500円です。なお、以下の条件を満たす方は1食350円になります。

世帯全員が非課税で、老齢福祉年金受給者、または、生活保護受給者
世帯全員が非課税で、本人の合計所得金額と課税年金収入の合計が80万円以下の方

対象となるのは、65歳以上で一人暮らしの高齢者、または65歳以上の高齢者のみで構成されている世帯です。

参考：丹波篠山市「配食サービス事業」

丹波篠山市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

丹波篠山市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。丹波篠山市は、丹波市、加東市、西脇市、三田市、川辺郡猪名川町、京都府福知山市、南丹市、船井郡京丹波町、大阪府豊能郡能勢町に隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。