神戸市長田区の軽費老人ホーム

介護のほんねでは、「ケアハウス　丸山の郷」をはじめとした、兵庫県/神戸市長田区の老人ホームを掲載中。そのなかでも軽費老人ホームの条件に当てはまる施設は1件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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神戸市長田区の老人ホーム・介護施設について

長田区は、神戸市の中央部からやや西に位置する区です。南北に細長い形をしています。今回は「神戸市長田区での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

神戸市長田区の特徴

長田区役所（KishujiRapid - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

神戸市長田区の人口は、9万7,125人です。65歳以上の高齢者の人口は3万2,394人で、高齢化率は33.35%となっています（2021年1月1日現在）。

神戸市長田区の面積は11.36㎢です。下記の21の地域に分かれています。

重池（おもいけ）、高取山（たかとりさん）、志里池（しりいけ）、みすが、大日丘（だいにちおか）、宮川、北町、真陽（しんよう）、若松、会陽（かいよう）、長田、細田、長田庄山（しょうやま）、真野、番町、丸山、池田、名倉、二葉、長楽（ながら）、野田北部

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／神戸市「区の概要」「長田区地域の基礎データ（統計版、マップ版）」

神戸市長田区の魅力

神戸市長田区には、自然豊かなスポットが数多く存在します。高取山は、瀬戸内海国立公園の区域に指定されている六甲山の独立峰です。平成20年には神戸らしい眺望景観10選に選ばれました。「観音山公園」は山の斜面に約300本の桜があり、お花見に人気の公園です。頂上にある広々としたグラウンドは、ラジオ体操やゲートボール場として利用されています。

また、歴史や風情を感じられるスポットがあります。「長田神社」は、商工業や産業の守り神として礼讃されている神社です。地元の方からは「長田さん」という愛称で呼ばれています。県指定無形文化遺産に指定されている「追儺式神事（ついなしきしんじ）」という儀式が有名です。

神戸市長田区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

神戸市長田区の主要な駅

神戸市長田区には、JR山陽線、山陽電鉄本線、神戸高速線、神戸市営地下鉄西神・山手線・海岸線、神戸電鉄有馬線が通っています。

主要な駅は「新長田」駅、「高速長田」駅です。「新長田」駅からは神戸市バスが運行しており「須磨水族館」や「神戸駅前」へアクセスできます。

長田区役所

長田区役所の所在地は神戸市長田区北町3-4-3です。山陽電鉄「高速長田」駅、または市営地下鉄「長田」駅を下車して徒歩約4分です。バスの場合は「大道通1丁目」バス停から徒歩2分で到着します。

神戸市長田区での要介護認定の申請は、長田区役所2階の健康福祉課あんしんすこやか係で受け付けています。

参考：長田区役所

神戸市長田区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

神戸市長田区の地域包括支援センターの通称は「あんしんすこやかセンター」です。区内に7カ所設置されています（2021年4月1日現在）。

参考：神戸市「あんしんすこやかセンター（高齢者の介護相談窓口）」

神戸市長田区のイベント

長田神社拝殿（Zeter114514 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

神戸市長田区で恒例の伝統行事やイベントを紹介します。

「花水木まつり」は、毎年4月下旬に長田神社を中心に開催されるイベントです。ピンクと白のカラーが特徴である長田区の木「ハナミズキ」を眺めながら、ステージでの演奏やダンス、地元グルメの屋台といった催しを楽しめます。

「夏越（なごし）ゆかた祭」は、毎年7月下旬に長田神社とその周辺地域でおこなわれるお祭りです。舞台やコンサート、屋台の出店のほか、浴衣の着付けコーナーが用意されています。浴衣を着ているといろいろな特典が受けられます。

「鉄板こなもん祭」は、毎年11月上旬に長田神社前商店街周辺や「新長田」駅南地区の商店街で開催されるグルメの祭典です。大人気のお好み焼きスタジアムを中心に、長田区の名物「そばめし」や「ぼっかけ」といったB級グルメを味わえます。

神戸市長田区の高齢者支援制度

神戸市長田区で利用できる高齢者支援制度を3つご紹介します。

訪問指導

保健師をはじめとする専門家が自宅を訪問し、健康に関する相談を受けて、アドバイスしてくれるサービスです。

「神戸市内に居住する40歳以上の方で、療養上および疾病予防のための保健指導が必要であると認められる方」が対象となります。申し込みは、区役所のあんしんすこやか係で受け付けています。

参考：神戸市「訪問指導」

高齢者向け民間賃貸マンション家賃補助制度

神戸市には「神戸市インナーシティ高齢者特別賃貸住宅無利子融資制度」の適用を受けて建設した「高齢者向け民間賃貸マンション」が14団地196戸あります（2021年10月1日現在）。所得に応じて神戸市からの家賃補助を受けられ、通常より安い負担額で入居可能です。

年に1回、8月に空家待ちの申し込みをおこない、マンションに空きが出た際に入居できます。対象は、下記の条件を満たす方です。

申込日現在満60歳以上であること
- ご夫婦の場合は一方が満60歳以上で、他方は満50歳以上であること
- 同居者がいる場合は満60歳以上の3親等内の親族であること
次の住宅困窮理由のいずれかに該当すること
- 他の世帯と同居していて、便所または炊事場が共同である
- 部屋が狭い
- 都市計画事業、家主等の使用など、正当な事由により立ち退き要求を受け、明渡期限が確定しており、早急に立ち退く必要があるが、立ち退き先がない（※自己の責めに帰する場合は除きます）
- 収入と比較して、家賃が高すぎる
- 阪神・淡路大震災の被災者で半壊以上が証明できる
- その他、客観的にみて、上記のいずれかと同じような理由により、住宅に非常に困っている
  ＜例えば次のような場合＞
  - 倉庫、事務所などの住宅でない建物に住んでいる
  - 災害の危険があるような住宅に住んでいる
  - 風呂がない住宅、日当たりが悪い住宅、または付近の騒音が激しい住宅に住んでいる
  - 現在別居中の親世帯が、子世帯の近くに居住したいが、住宅がない
自炊などの日常生活のことが自立してご自身でできる程度の健康状態であること

参考：神戸市「高齢者向け民間賃貸マンション家賃補助制度の紹介」

フレイルチェック

「フレイル」とは、介護が必要になる一歩手前の状態を指します。早い段階で「フレイル」に気づけるよう、薬局や特定検診でチェックしてくれるサービスです。無料でチェックを受けられます。

対象者は、神戸市国保に加入していて当年度に65歳・70歳の誕生日を迎える方です。対象者には神戸市から個別に案内が届きます。

参考：神戸市「フレイルチェック」

神戸市長田区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

神戸市長田区で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。神戸市長田区は、兵庫区・北区・須磨区に隣接しています。

軽費老人ホーム（ケアハウス）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは軽費老人ホーム（ケアハウス）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい軽費老人ホーム（ケアハウス）の特徴」をご紹介します。

軽費老人ホームはケアハウス（C型）に統合される

軽費老人ホームはA・B・Cの3種類があります。なかでもC型を「ケアハウス」といいます。A型とB型は2008年より新設されていません。今後はケアハウス（C型）に統合される見通しです。

軽費老人ホーム全体の数もC型が全国に2,020施設あるのに対してA型は193施設、B型は13施設しかありません。この記事では、ケアハウスを中心に軽費老人ホームについて紹介します。参考：厚生労働省「平成29年度福祉行政報告例の概況」

ケアハウスには2種類ある

ケアハウスは「一般型」と「介護型」の2種類があります。どちらも比較的、低価格で利用できるのが魅力ですが、サービスの内容やスタッフの種類に違いがあります。検討時にどちらを選ぶべきなのか把握しておくのがおすすめです。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の特徴を把握していますか？

続いてケアハウスの特徴をご紹介します。ご自身が求めている希望と照らし合わせながらご覧ください。

一般型ケアハウスの特徴

一般型ケアハウスは、食事の提供や生活支援、安否確認などのサービスを受けられます。介護サービスを提供していないので、デイサービスや訪問介護を利用する際は外部の事業者と別途、契約が必要です。

介護型ケアハウスの特徴

介護型ケアハウスは「特定施設入居者生活介護」を受けており、介護サービスが含まれています。24時間介護スタッフが常駐しており、日常的に介護が必要な方にとっても安心できる環境です。要介護度が重くなっても入居し続けられ、なかには看取り対応しているホームもあります。

ケアハウスの特徴についてより詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）の入居条件は満たしていますか？

ケアハウスには入居条件があります。当然、満たしていない場合は入居ができません。見学までして「入居不可だった」ということがないよう、あらかじめ入居条件を把握しておくことをおすすめします。

一般型ケアハウスの入居条件

一般型ケアハウスの場合は「60歳以上」が入居条件です。ただし基本的には自立～要支援2の方を対象としており、要介護3以上になると退去しなければいけないケースもあります。

介護型ケアハウスの入居条件

介護型ケアハウスは65歳以上で要介護1以上の方が対象です。自立～要支援2の方は入居できません。

ケアハウスのメリット・デメリット

入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。他の施設形態と比べて優れているところ、劣っているところを把握したうえで、ピッタリの施設を探してみてください。

一般型ケアハウスのメリット

一般型ケアハウスのメリットとして、価格が安いことが挙げられます。初期費用・月額費用ともに少なく、収入に不安がある方でも入居可能です。また生活上の自由度が高く、外出も基本自由です。介護サービスも必要な分だけ利用できます。

一般型ケアハウスのデメリット

一般型ケアハウスの場合は、介護・医療体制が充実していません。もし介護や医療のニーズが高まってしまった場合は、退去が必要になることもあります。

また介護型にも共通しますが、ケアハウスは費用が低額のため人気です。よって待機者も多くすぐに入居できない点もデメリットとなります。

介護型ケアハウスのメリット

介護型ケアハウスのメリットとして大きいのは24時間にわたって介護職員が常駐しており、安心して生活できる点です。また終身利用できる施設が多く「終の住処」として利用できます。介護付き有料老人ホームに近いレベルで医療・介護体制がある施設とイメージしてください。

介護型ケアハウスのデメリット

介護型ケアハウスの場合、月額利用料は他の施設よりリーズナブルに設定してあるものの、初期費用が高くなる傾向にあります。まとまった額を準備しなければ入居できないこともありますので、注意が必要です。

ケアハウスの費用

	入居時費用	月額費用
一般型	数十万円ほど	8万～20万円ほど
介護型	数十万～数百万円ほど	8万～20万円ほど

実際に入居するにあたって、ケアハウスでかかる費用について紹介します。一般型と介護型で、初期費用が大きく変わるのがポイントです。

介護型の場合は介護サービスが含まれているので、そのぶん入居時費用が高いのが特徴になります。月額費用は他の施設に比べるとリーズナブルです。

ケアハウスの費用についてより詳しく知りたい方は以下の記事も参考にしてみてください。

ケアハウス（軽費老人ホームC型）が要望に合っているかを事前に確認しておく

ケアハウスに入居する前は、必ず介護体制や入居後の暮らしを知ってから決断することをおすすめします。

また一般型と介護型では入居後のライフスタイル、メリット・デメリットが大きく違います。微妙な違いについて、ご自身で判断ができない場合は、希望の施設がなくても、介護のほんねまでお気軽にお電話ください。

施設探しのプロである入居相談員が、お客様のご希望を伺い、ピッタリの施設をご提案させていただきます。またケアハウス以外に全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しております。悩んだ結果、施設の種類から見直す場合は参考にしてみてください。

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