神戸市灘区の要介護の受入が可能なグループホーム

介護のほんねでは、「ゆうとぴ庵神戸・石屋川」、「グループホームひまわりの家」、「グループホーム　ケアウイング　弓の木」をはじめとした、兵庫県/神戸市灘区の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホーム/要介護の条件に当てはまる施設は6件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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神戸市灘区の老人ホーム・介護施設について

灘（なだ）区は神戸市の東部に位置する行政区です。こちらでは「神戸市灘区の高齢者の暮らし」についてご紹介します。

神戸市灘区の特徴

灘区役所Route171 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

神戸市灘区の人口は13万2,905人です。総人口のうち65歳以上の高齢者数は3万4,003人で、高齢化率は25.58%となります（2021年1月1日現在）。

灘区の面積は32.66㎢で、神戸市の9区で4番目の広さとなっています。北部には六甲山（ろっこうさん）や摩耶山（まやさん）があり、南部は大阪湾に面している自然豊かな地域です。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日）」／国土交通省国土地理院「全国都道府県市区町村別面積調52ページ」／灘区「区の概要」

神戸市灘区の魅力

神戸市灘区には、歴史や文化に触れられるスポットが点在しています。奈良春日大社旧社殿を移築した「六甲八幡神社」、空海が唐から持ち帰って奉安した「摩耶夫人像（まやぶにんぞう）」がある「忉利天上寺（とうりてんじょうじ）」が代表的です。そのほか、関西学院のチャペルとして建てられた「神戸文学館」、神戸市の異人館で最も規模が大きい「旧ハンター住宅」といった歴史的名建築があります。

さらに、神戸市灘区は文化施設が多いエリアです。「兵庫県立美術館」「横尾忠則現代美術館」をはじめとする施設があります。兵庫県立美術館から王子動物園までの道のりにはパブリックアートが集まっており「ミュージアムロード」と呼ばれています。散策が楽しめる町並みが魅力の一つです。

神戸市灘区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

神戸市灘区の主要な駅

神戸市灘区の鉄道は、JR東海道線、阪急電鉄神戸本線、阪神電鉄阪神本線があります。また、六甲山観光六甲ケーブル、摩耶ケーブル、摩耶ロープウェー、六甲有馬ロープウェーが運行しています。

主要な駅はJR「六甲道」駅です。三ノ宮・姫路方面や尼崎・大阪・京都方面にアクセスできます。駅からは、神戸市交通局の路線バスも運行しています。

灘区役所

灘区役所の所在地は、神戸市灘区桜口町4-2-1です。JR「六甲」駅、もしくは阪神「新在家（しんざいけ）」駅より徒歩5分で着きます。バス利用の場合は、市バス「灘区役所前（桜口）」停留所、阪神バス「灘区役所前（八幡桜口）」停留所からすぐです。

なお、要介護認定の申請は、区役所ではなく神戸市福祉局介護保険課「認定事務センター」で受け付けています。書類を窓口で提出するか、郵送してください。

認定事務センター

窓口の所在地：神戸市中央区加納町6-5-1 神戸市役所1号館4階
郵送の宛先：神戸市福祉局介護保険課認定事務センター私書箱25号

参考：灘区役所

神戸市灘区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

神戸市の地域包括支援センターの愛称は「あんしんすこやかセンター」です。神戸市灘区には計7カ所が設置されています（2021年4月1日現在）。

参考：神戸市「あんしんすこやかセンターの一覧表」

神戸市灘区のイベント

忉利天上寺本堂, 神戸市（663highland - 投稿者自身による作品, CC 表示 2.5, リンクによる）

神戸市灘区で恒例となっているイベントやお祭りを紹介します。

「四万六千日大祭（しまんろくせんにちたいさい）」は、毎年8月に忉利（とうり）天上寺（通称・摩耶山天上寺）で開催されるお祭りです。「8月8日は1年で最も観音様からご利益をいただける日」といわれています。当日に参拝すると1日で4万6,000日お参りしたのと同じご利益を得られることから「四万六千日大祭」と名付けられました。

「灘・夢ナリエ」は六甲道南公園で開催されるイベントです。多くの行灯（あんどん）が灯され、美しい光景を楽しめます。区内の高齢者や子どもが描いた絵を貼り付けたり、酒どころにちなんで酒瓶を再利用したりしてつくります。

神戸市灘区の高齢者支援制度

神戸市灘区で暮らしている高齢者に役立つ支援制度を紹介します。

訪問理美容サービス

理美容師が自宅に訪問して、調髪やカットをおこなう事業です。利用料は1回2,000円で、年に4回まで利用できます。ただし、申請時期によって利用回数が異なります。

対象となるのは「65歳以上の在宅で暮らす高齢者のうち、要介護4以上で理容所や美容所へ向かうのが困難な方」です。利用する際はケアマネジャーに相談したうえで、神戸市介護保険課へ申請書を提出します。

参考：神戸市「訪問理美容サービス（65歳以上の方向け）」

ひまわり収集（高齢者・障がい者等へのごみ出し支援）

クリーンステーションまでごみを出すことが難しい方を対象に、職員が玄関先までごみ収集に伺う取り組みです。収集時にも関わらずごみが出ていなかった場合は、事前に登録していた支援者へ連絡するといった安否確認を実施します。

対象者は「65歳以上の一人暮らしで要介護1以上の方」です。ただし、地域や身近な方でごみ出しをサポートしてもらえる場合は利用できません。なお「同居者がいるが本人と同様にごみ出しが難しい」といった場合は対象に含まれます。利用にあたっては、ケアマネジャーを通してご相談ください。

参考：神戸市「ひまわり収集（高齢者・障がい者等へのごみ出し支援）」

紙おむつの支給

在宅で寝たきりの高齢者やその家族のために、紙おむつや尿取りパッドを支給する取り組みです。年額2万5,000〜10万円分の紙おむつ・尿取りパッドを支給します。支給額は申請日によって異なります。

利用対象者は、以下のすべての要件を満たす方です。

神戸市内在住で在宅介護を受けている高齢者、または在宅介護をしているご家族
神戸市の被保険者
要介護4以上
世帯全員の市民税が非課税

なお、生活保護や中国残留邦人等支援給付を受けている方は、対象外となります。

参考：神戸市「紙おむつ支給事業」

神戸市灘区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

神戸市灘区で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。灘区と隣接しているのは神戸市東灘区・北区・中央区です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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