神戸市東灘区のグループホーム

介護のほんねでは、「さち御影山手　紫陽花」、「グループホーム　うみのほし魚崎」、「フレール魚崎中町　グループホーム」をはじめとした、兵庫県/神戸市東灘区の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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神戸市東灘区の老人ホーム・介護施設について

東灘区は、神戸市を構成する9つの行政区の一つです。海と山に囲まれているエリアで、近畿エリア有数の住宅地となっています。こちらでは「神戸市東灘区での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

神戸市東灘区の特徴

東灘区役所（Bakkai - 投稿者自身による作品, CC 表示 3.0, リンクによる）

神戸市東灘区の人口は21万3,641人です。65歳以上の高齢者人口は5万2,655人で、高齢化率は24.65％です（2021年1月1日現在）。

神戸市東灘区の面積は34.02㎢です。御影（みかげ）、住吉、魚崎（うおざき）、本山、本庄（ほんじょう）、六甲アイランドの6つのエリアに分かれます。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／神戸市東灘区「区のデータ」

神戸市東灘区の魅力

神戸市東灘区は、六甲山や大阪湾に囲まれた自然豊かな地域です。都心へのアクセスの良さも魅力です。三宮までおよそ10分、大阪まではおよそ30分で移動できます。また駅周辺には、スーパーやコンビニなどのお買い物スポットが点在しているため利便性に優れています。

神戸市東灘区は、歴史や文化が今なお残されているエリアです。「御影公会堂」に代表される、阪神間モダニズム様式の建物が数多く保存されています。

また酒どころとしても有名です。「白鶴酒造資料館」「菊正宗酒造記念館」では、東灘区の酒造りについて知ることができます。1995年の阪神・淡路大震災では大きな被害を受けましたがいち早く立ち直り、現在では全国トップクラスの出荷量を誇ります。

神戸市東灘区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

神戸市東灘区の主要な駅

神戸市東灘区には、JR東海道本線（米原－神戸）・東海道線、阪急神戸本線・阪神本線、神戸新交通六甲アイランド線が走っています。主要な駅はJR「摂津本山」駅やJR「住吉」駅、阪急「岡本」駅です。「摂津本山」駅と「岡本」駅周辺には大学が点在しているため、通学の時間帯が混み合います。

東灘区役所

東灘区役所の所在地は、神戸市東灘区住吉東町5丁目2-1です。JR「住吉」駅南口から徒歩5分の場所にあります。

要介護認定の申請窓口は、神戸市福祉局介護保険課の「認定事務センター」です。認定事務センターの所在地と、郵送時の送付先は以下のとおりです。

認定事務センター

窓口の所在地：神戸市中央区加納町6-5-1 神戸市役所1号館4階
郵送の宛先：〒651-0190 神戸ポート郵便局私書箱25号

なお、申請用紙の交付は、東灘区役所や地域包括支援センター（あんしんすこやかセンター）でも対応しています。

参考：東灘区役所

神戸市東灘区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

神戸市では地域包括支援センターを「あんしんすこやかセンター」と呼んでいます。神戸市東灘区には、11カ所のあんしんすこやかセンターが設置されています。

参考：神戸市「あんしんすこやかセンター名一覧」

神戸市東灘区のイベント

神戸市東灘区で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「東灘だんじりまつり」は、毎年5月上旬におこなわれている行事です。31台のだんじりが、区内の各地をゆっくりと巡ります。街中ににぎやかなお囃子が響き渡り、区民にとって春の風物詩となっています。

「ひがしなだスイーツめぐり」は、毎年10月中旬から11月下旬に開催されるイベントです。スイーツ店を巡るスタンプラリーや、限定スイーツの販売などがおこなわれます。40店舗ほどのスイーツ店が参加するイベントで、多くの区民が訪れます。参加費無料でスイーツ作りも体験できるため、料理作りやお菓子作りが好きな方にも人気です。

神戸市東灘区の高齢者支援制度

神戸市東灘区で暮らす高齢者のための支援制度をご紹介します。

敬老優待乗車制度（敬老パス）

高齢者の社会参加を促進するために、敬老パス（ICカード）を交付しています。敬老パスを利用することで、バスや地下鉄、ポートライナー、六甲ライナーに子ども料金で乗車できます。なお、回数券や定期券とは併用できません。

対象者は「神戸市内に住んでいる満70歳以上の方」です。満70歳になる前に申請書が郵送されるので、希望する方は申請しましょう。申請した場合は、満70歳を迎える前の月の下旬に、住所に敬老パスが郵送されます。ただし、福祉バス・タクシー利用券や自動車燃料助成を受けている場合は利用できません。

参考：神戸市「敬老優待乗車制度（敬老パス）」

ひまわり収集

収集所まで行くのが難しい方の自宅へ、職員がごみ収集に行きます。収集の際に玄関先にごみが出ていない場合は、支援者に連絡をして安否確認をおこないます。

対象となるのは「65歳以上で一人暮らしの要介護1以上の方」「障害支援区分が1以上の一人暮らしの方」などです。「近隣住民の協力によりごみを出せる方」や「同居の家族がいる方」は原則として利用できません。同居者が高齢者や障がい者で、ごみ出しができない場合は利用できます。

条件に当てはまらない方で、ごみを出せずに困っている場合は、担当のケアマネージャーやあんしんすこやかセンター、相談支援専門員へ相談してください。申し込み・お問い合わせは神戸市総合コールセンターで受け付けています。

参考：神戸市「ひまわり収集」

要介護高齢者等訪問理容・美容サービス

寝たきりの在宅高齢者の自宅に理容師や美容師が訪問し、理美容サービスを提供します。1回あたりの利用料は2,000円で、調髪またはカットのみおこないます。料金は、サービス利用者が事業者に直接支払う仕組みです。年度内に最大4回利用でき、申請時期によって回数は異なります（下表を参考）。

申請時期	利用できる回数（回）
4月1日から6月30日まで	4
7月1日から9月30日	3
10月1日から12月31日	2
1月1日から3月1日	1

対象は「65歳以上の高齢者で要介護4～以上、または要介護5の方」に認定されている方で、かつ「理容室や美容室へ足を運べない方」です。なお、デイサービスなどの事業所には訪問できません。

サービスを利用したい場合は、まず担当のケアマネージャーに相談したうえで、申請してください。申請書を提出した後に審査があり、利用の可否が決定します。

参考：神戸市「要介護高齢者等訪問理容・美容サービス」

神戸市東灘区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

神戸市東灘区で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。東灘区に隣接しているのは、神戸市灘区・北区、芦屋市です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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要支援2以上が入居対象です

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