札幌市の老人ホーム・介護施設について
札幌市は北海道で最も人口数が多い市です。今回は「札幌市の高齢者の暮らし」についてポイントをご紹介します。
札幌市の特徴
札幌市は北海道の道央地方に位置しており、日本最北の政令指定都市です。人口も北海道で最も多く、195万9,313人 です。道内のおよそ40%が札幌市に集中 しています。全国の市区町村の人口ランキングでは横浜市、大阪市、名古屋市に次いで4番目です。なかでも65歳以上の高齢者数は53万2,857人 で、高齢化率は27.2%です(2020年1月1日現在)。
札幌市は下記のように10区に分けられます。
北区
中央区
白石区
東区
南区
豊平区
西区
手稲区
厚別区
清田区
南区の面積が60%を占めている のが特徴。しかし人口は他区に比べて少なく、広大な自然が広がっています。中央区や北区は栄えており、オフィスビルなどが立ち並んでおりながらも住宅も多い地域です。また西区や南区は市内で特に降雪量が多い地域になります。
参考:札幌市「人口統計 」「高齢者の現状と課題 」
札幌市の魅力
札幌市は自然が豊かであり、景色を楽しめるスポットがいくつかあります。例えば「藻岩山(もいわやま)」からの夜景 や「国営滝野すずらん丘陵公園」のアシリベツの滝 は人気のスポットです。
また広大な自然を生かした名産も豊富 です。「ジャガイモ」「タマネギ」「コマツナ」などの山の幸、「ホタテ」「ニシン」「ウニ」といった海の幸があります。「スープカレー」「札幌ラーメン」の発祥の地としても知られています。
札幌市の主要な駅・区役所・地域包括支援センター
ここからは、札幌市の駅、区役所、地域包括支援センターについてご紹介します。
札幌市の主要な駅
札幌市の主な鉄道路線には、JR北海道や札幌市営地下鉄、札幌市電があります。市内には数多くの駅がありますが、中心となる駅は「札幌」駅 と「大通」駅 です。
「札幌」駅は南北線・豊東線の2路線が乗り入れています。また新千歳空港に直通する快速「エアポート」を利用でき、道外に行く際にも便利です。
地下鉄「大通」駅は東西線・南北線・東豊線の3路線が交差する駅であり、多くの方が利用します。
札幌市役所
札幌市役所は札幌市中央区北1条西2丁目 に位置しています。最寄り駅は、地下鉄「大通」駅です。31番出口の西向かいに市役所前に出られるエレベーターがあります。JRの場合は「札幌」駅南口から徒歩15分です。
要介護認定の申請先は住んでいる区役所の保健福祉課 です。なお、郵送での申請も可能です。
札幌市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。
保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
札幌市には27カ所 の地域包括支援センターが設置されています。
札幌市のイベント
札幌市内で開催されている毎年恒例のイベントを紹介します。
「さっぽろ雪まつり」 は毎年2月に北海道札幌市中央区内の大通公園など複数の会場で開催されています。カナダでのケベック・ウィンター・カーニバル、中国のハルビン氷祭りとともに「世界三大雪まつり」と呼ばれる大規模なイベントです。期間中は巨大な氷像が200基ほど作られます。道内だけでなく、日本全国や海外から約200万人の観光客が訪れます。
「YOSAKOIソーラン祭り」 は大通公園西8丁目で開催。毎年6月上旬に5日間おこなわれます。本家である高知県高知市の「よさこい祭り」と、長崎県佐世保市の「YOSAKOIさせぼ祭り」と並び「日本3大よさこい祭り」に数えられます。北海道の漁師がニシン漁の時に歌ったとされる「ソーラン節」に合わせて鳴子を持って踊り、激しいダンスを踊り、競い合います。
「さっぽろホワイトイルミネーション」 は1981年に初開催されたイルミネーションイベントといわれています。大通公園と駅前通、南一条通を会場として、異なるテーマを題材にイルミネーションを展開しており、札幌の夜の街をイルミネーションの光が美しく輝き照らします。また、大通会場では近くで「ミュンヘン・クリスマス市
in Sapporo」も開催。イルミネーションを見ながらドイツ料理やホットワインを楽しめます。
札幌市の高齢者支援制度
ここでは札幌市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。
高齢者・身体障がい者あんしんコール事業
「高齢者・身体障がい者あんしんコール事業」 は、自宅で過ごしている際にボタンを押すだけで専用の受信センターにつながる通報機器を貸し出しています。受信センターが救急車の要請などをしてくれるため、万一の際も安心です。
また健康状態などの相談に24時間体制で対応したり、月1回ほど受信センターが電話をして声掛けをしたりと高齢者の生活をサポートしてくれます。
対象者は「85歳以上のひとり暮らしの方」または「65歳以上でひとり暮らしの高齢者」「世帯員全員が65歳以上の世帯に属する高齢者世帯」で以下の条件に当てはまる方です。
介護保険法における「要介護」または「要支援」の認定を受けている
慢性疾患のため日常生活上注意を要する
札幌市介護予防・日常生活支援総合事業における事業対象者
18歳以上のひとり暮らしの重度身体障がいをお持ちの方(障がい等級が1級または2級)で、次のアまたはイのいずれかに該当
ア 移動能力に障がいを有し、緊急時に迅速な避難または連絡手段の確保が困難
イ 内部障がいを有し、日常生活上注意を要する
配食サービス
65歳以上の一人暮らしで心身の不調により日常的に調理が難しい方に対して配食サービス を提供しています。
敬老優待乗車証(敬老パス)
札幌市では70歳以上の方に対して「敬老乗車証(回数券)」 や「敬老ICカード」 を配布しています。1千円~1万7千円の自己負担で、1万円~7万円分の公共交通機関が利用できます。ICカードの場合、札幌市営地下鉄、札幌市電、中央バス、JRバス、じょうてつバス市内路線区間、札幌散策バス、くらまる号、札幌ドーム行きシャトルバスなどで利用できます。敬老乗車券の場合は夕鉄バス、ばんけいバスの市内路線区間で使えます。
札幌市で見つからない場合は周辺エリアを探してみる
もし札幌市内で希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。札幌市は赤井川村 、喜茂別町 、小樽市 、伊達市 、千歳市 、石狩市 、江別市 、恵庭市 、京極町 、北広島市 、当別町 に隣接しています。