白老郡白老町のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　かしわ」、「グループホームどんぐりの里」、「グループホームほのぼの」をはじめとした、北海道/白老郡白老町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は5件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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白老郡白老町の老人ホーム・介護施設について

白老郡白老町は、北海道の南西部に位置するエリアです。こちらでは「白老郡白老町での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

白老郡白老町の特徴

白老町役場（北海道白老町）（Ozizo - Ozizo's file, パブリック・ドメイン, リンクによる）

白老郡白老町の人口は1万6,052人です。65歳以上の高齢者人口は7,456人で、高齢化率は46.45%となります。面積は425.64㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（7月1日時点）」

白老郡白老町の魅力

白老郡白老町は、支笏洞爺（しこつとうや）国立公園特別地域に面する自然豊かな町です。約4万年前にできたカルデラ湖の「クッタラ湖」があります。周囲が8kmある巨大な湖で、水の透明度は国内屈指とされています。

また白老郡白老町はアイヌにまつわる伝承が多く残された地域です。ポロト湖畔には、アイヌ文化の復興・発展の拠点施設「ウポポイ（民族共生象徴空間）」があります。「国立アイヌ民族博物館」はアイヌをテーマにした日本初の国立博物館で、国立民族共生公園・慰霊施設が整備されています。アイヌ民族の暮らしや文化についての展示を鑑賞できるスポットです。

白老郡白老町には、さまざまな特産品があります。地域のブランド牛「白老牛」は、霜降りのバランスが良い黒毛和牛です。まろやかな味わいと深いコクが堪能できます。また海の幸の「虎枝浜たらこ」は贈答品としても親しまれています。きめ細やかでプチプチとした食感が特長です。ほかにも、シイタケ、卵、マツカワ、ホッキといった特産品があります。

白老郡白老町の主要な駅・町役場・地域包括支援センター

白老郡白老町の主要な駅

白老郡白老町にはJR室蘭本線が通っています。主要駅は「白老」駅です。JR室蘭線を利用すると、上りで東室蘭・室蘭方面へ、下りで苫小牧・札幌方面へアクセスできます。

また町内では地域循環バス・元気号が運行しています。運賃は大人1回100円、小中学生は50円、未就学児は無料です。

参考：白老郡白老町「白老町地域循環バス『元気号』について」

白老町役場

白老町役場の所在地は、白老郡白老町大町1丁目1-1です。「白老役場前」バス停から徒歩約2分で到着します。

要介護認定は、高齢者介護課介護保険グループで受け付けています。

参考：白老町役場

白老郡白老町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

白老郡白老町の地域包括支援センターは1カ所設置です。

参考：厚生労働省「介護サービス情報公表システム」

白老郡白老町のイベント

白老郡白老町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「白老牛肉まつり」は、例年6月上旬に「白老河川敷白老インター前広場」で開催されるイベントです。地元名物の「白老牛」のバーベキューやハンバーガー、会場限定の「白老バーガー」をはじめとするグルメが販売されます。黒毛和牛の丸焼きも名物の一つです。2日間で5万人以上が来場します。

「白老八幡神社例大祭」は、毎年9月下旬の3日間に「白老八幡神社」で開催されるイベントです。最終日には北海道内各地から50を超えるよさこいチームが集まる「大乱舞 IN 白老」が盛大におこなわれます。このほか子ども相撲やカラオケ大会といった催しが盛りだくさんです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

白老郡白老町の高齢者支援制度

白老郡白老町で実施している高齢者支援制度を3つご紹介します。

一人暮らし高齢者等緊急通報システム設置事業

高齢者の方の自宅に緊急通報システムを設置する事業です。機器を通じて救急車の要請や、看護師への健康相談ができます。利用料は無料ですが、人感センサーを利用する場合は月額540円が必要です。機器の利用には電話回線が必要となります。

対象となるのは、町内に居住するおおむね65歳以上の高齢者で、以下のいずれかの条件に該当する方です。

心臓疾患などの、突発的に生命に危険な症状が発生する持病がある方
心身の状況により、災害時に機敏に行動するのが難しい方

参考：白老郡白老町「在宅福祉サービス」

配食サービス事業

高齢者の方の自宅に栄養バランスの取れた食事を配達し、安否確認もおこないます。利用料は1食500円です。

対象となるのは、町内に住む高齢者のみの世帯で、食事の調理が困難な方です。

参考：白老郡白老町「在宅福祉サービス」

ひとり歩き高齢者家族支援サービス事業

認知症による徘徊がみられる高齢者の方を在宅介護する家族に、GPS端末を利用した位置情報検索サービスを提供しています。高齢者の方の事故防止と介護者の負担軽減を図るサービスです。無料で利用できます。

対象となるのは、以下のいずれかに当てはまる方を介護しており、なおかつ本人を保護できる町内在住の家族です。

認知症による徘徊が認められる要介護認定者であり、認定調査で日常生活自立度がⅡ以上と判断された方
そのほか町長が必要と認めた方

参考：白老郡白老町「在宅福祉サービス」

白老郡白老町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

白老郡白老町で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。白老郡白老町に隣接しているのは、苫小牧市、登別市、伊達市、有珠郡壮瞥町、千歳市です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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