登別市のグループホーム

介護のほんねでは、「高齢者グループホームみずばしょう」、「グループホームアンデルセンの丘」、「グループホームアウル登別館」をはじめとした、北海道/登別市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は7件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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登別市の老人ホーム・介護施設について

登別（のぼりべつ）市は、北海道の道央（どうおう）地方に位置しています。こちらでは「登別市での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

登別市の特徴

登別市役所（User:欅 CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

登別市の人口は4万6,833人です。65歳以上の高齢者人口は1万7,170人で、高齢化率は36.66%になります（2021年1月1日現在）。登別市の面積は、212.21㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」

登別市の魅力

登別市には、複数の温泉地が存在します。「登別温泉」は、さまざまな場所から源泉が沸いており、多彩な泉種を持つ温泉地です。源泉の多くは、およそ1万年前の火山活動によって生まれた地獄谷（じごくだに）から湧き出ています。江戸時代から現在まで、多くの方を癒してきた温泉地です。

また「カルルス温泉」は、登別温泉からおよそ8km離れた場所にある小さな温泉郷です。古くから薬湯として知られており、国民保養温泉地に指定されています。周囲は緑に囲まれているため、季節の変化も楽しめる温泉地です。

登別温泉とカルルス温泉の泉質は10種類です。保温効果の高い「食塩泉」、血流を良くする「芒硝泉（ぼうしょうせん）」、体の芯まで温まる「緑ばん泉」、慢性皮膚病や湿疹などに効果がある「酸性泉」、鎮静作用がある「ラジウム泉」などがあります。

ほかにも、登別市には自然や歴史を感じられる場所が豊富です。周囲約8kmのカルデラ湖である「倶多楽湖（くったらこ）」やクマを間近で見られる「のぼりべつクマ牧場」、江戸時代の街並みや文化が再現された「登別伊達（だて）時代村」などの観光スポットがあります。

また登別市は「登別ブランド」の推進に取り組んでいる市です。登別ブランド推奨品には、カニの旨味を堪能できるスープ「鬼に金棒」や、火山灰を使ってほっけの臭みと水分を抜き、良質な脂と旨味を濃縮した灰干し「登別地獄味めぐり」などがあります。また熊笹の香りがほんのりと香る「北海道熊笹（くまざさ）そば」、登別産の牛乳・卵・小麦粉を使った「登別牛乳カステラ」も登別ブランド推奨品です。

登別市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

登別市の主要な駅

登別市には、JR室蘭（むろらん）本線が通っています。主要な駅は「登別」駅です。JR室蘭本線を利用すると、長万部（おしゃまんべ）方面や岩見沢（いわみざわ）方面にアクセスできます。

登別市には、タクシーや路線バスの「道南バス」が運行しており、買い物や通院などに利用できます。

登別市役所

登別市役所の所在地は、登別市中央町6丁目11です。「幌別」駅、「市役所入口」バス停、「幌別中央」バス停から徒歩5分で到着します。

要介護認定の申請は、保健福祉部高齢・介護グループ（介護保険担当）で受け付けています。

参考：登別市役所

登別市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

登別市の地域包括支援センターは3カ所です（2022年6月15日現在）。「登別市地域包括支援センターけいあい」「登別市地域包括支援センター　ゆのか」「登別市地域包括支援センター　あおい（愛桜）」があり、それぞれのセンターで担当地区が異なります。

参考：登別市「地域包括支援センターについて」

登別市のイベント

登別温泉（User:欅 CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

登別市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「登別温泉湯まつり」は、例年2月3日・4日に「登別温泉」で開催されます。温泉への感謝や繁栄、無病息災（むびょうそくさい）などの祈りを込めたお祭りです。4日には「源泉湯かけ合戦」や「道祖神（どうそじん）裸ねりこみ」がおこなわれます。下帯姿の若者が激しくお湯を掛け合います。

「地獄谷の鬼花火」は、6月から7月の毎週木・金曜日に「地獄谷展望台」で開催されるイベントです。鬼の面をかぶった登別温泉の守り神「湯鬼神（ゆきじん）」たちが人々の幸せを願い、8ｍの高さになる手筒花火を放ちます。そのほか、開催初日にはオープニングイベントもおこなわれます。

「登別地獄まつり」は、例年8月下旬に「登別温泉極楽通り」で開催されます。登別温泉の地獄谷から「閻魔（えんま）大王」が鬼を連れて、登別温泉を訪れるという伝説をもとにしたお祭りです。登別太鼓や地元の中学生による鬼みこしや鬼おどりがおこなわれます。なかでも、温泉街を高さ6mの「閻魔大王」が練り歩く様子は必見です。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

登別市の高齢者支援制度

登別市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

高齢者等緊急通報機器の貸し出し

一人暮らしをしている高齢者の方に対して、急病などの緊急時に通報ができる「緊急通報機器」を貸し出す事業です。通報があった場合、事前に預かった合鍵を使って警備員が駆け付けたり、救急車の要請をおこなったりします。料金は一般世帯は月額605円で、生活保護世帯は無料です。

対象者は「登別市に住民票がある」「自宅で生活をしている」「慢性疾患などで常時注意が必要」の3点を満たす方で、以下のいずれかに該当する方です。

一人暮らしをしている高齢者の方
高齢者のみの世帯に属する高齢者の方
同居者の就労によって日中または夜間に、一人または高齢者のみの世帯となる高齢者の方

参考：登別市「高齢者等緊急通報機器の貸し出し」

一般介護予防事業

高齢者の方を年齢や心身の状況などで分け隔てることなく、住民が主体となる通いの場を充実させる取り組みです。65歳以上の地域住民が主体的となって体操教室などの支援や、介護予防についての啓発事業をおこないます。

参考：登別市「登別市介護予防・日常生活支援総合事業のご案内」

フレイル予防冊子

登別市では健康寿命の延伸を目指して、フレイル予防のための冊子をオリジナルで制作しています。「栄養」「運動」「社会交流」の3点からフレイル予防のための情報をまとめていますので、参考にしてみてください。冊子は以下のリンク先からダウンロードできます。

参考：登別市「高齢者のフレイル予防啓発冊子を作成しました」

登別市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

登別市内で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。登別市と隣接しているのは、室蘭市、伊達市、有珠郡壮瞥町、白老郡白老町です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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