三原市の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム梅菅園」、「特別養護老人ホームサンライズ大池」、「特別養護老人ホームすなみ荘」をはじめとした、広島県/三原市の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は10件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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三原市の老人ホーム・介護施設について

三原市は、広島県の中央東部に位置する自治体です。こちらでは「三原市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

三原市の特徴

三原市役所（ペイ - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

三原市の人口は9万2,009人です。65歳以上の高齢者人口は3万2,312人で、高齢化率は35.12％になっています（2021年1月1日現在）。

三原市の面積は471.51㎢です。広島県の面積の5.6％に相当します。地域は大和、久井（くい）、本郷、三原、八幡町、佐木島（さぎしま）の6つに分かれています。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／三原市「三原市の概要」

三原市の魅力

三原市は広島県で唯一、空港と新幹線の発着駅があります。東京都や大阪府といった広島県外の大都市圏にアクセスしやすい市です。

三原市には自然豊かな観光地が点在し、秋には紅葉を楽しめる場所があります。「佛通寺（ぶっつうじ）」は文化財として有名な紅葉スポットです。「御調八幡宮（みつきはちまんぐう）」にある森は、広島県の天然記念物になっています。

三原市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

三原市の主要な駅

三原市には、JR山陽新幹線、山陽本線、呉線が走っています。主要駅は「三原」駅です。山陽本線を利用すると兵庫県「神戸」駅や、福岡県「門司」駅まで1本で行き来できます。

また、三原市には、中国バス、芸陽（げいよう）バス、鞆鉄（ともてつ）バス、おのみちバスといった路線バスが充実しています。さらに各地域でコミュニティバスが運行しており、市内の移動に便利です。

三原市役所

三原市役所の所在地は、三原市港町3丁目5-1です。JR「三原」駅から徒歩約10分の場所にあります。

要介護認定の申請は、高齢者福祉課介護保険係です。

参考：三原市役所

三原市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。

保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

三原市では地域包括支援センターを「高齢者相談センター」と呼んでいます。市内には高齢者相談センターが5カ所あります。そのほか高齢者相談窓口が3カ所あります。

参考：三原市「高齢者相談センター（地域包括支援センター）担当地域」

三原市のイベント

やっさ踊り（三原市 - 三原市, Copyrighted free use, リンクによる）

三原市内で毎年恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「三原やっさ祭り」は、毎年8月初旬の3日間にわたりJR「三原」駅前周辺で開催されます。戦国時代からの歴史がある「やっさ踊り」や花火を観賞できるイベントです。約7,000人の踊り手が「三原」駅前の周辺を練り歩く姿を見られます。

「三原浮城まつり」は、毎年11月にJR「三原」駅周辺でおこなわれるお祭りです。「三原城（通称・浮城）」をテーマにしたお祭りで、武者行列をはじめ、夜神楽、和太鼓の演奏、産直朝市といった催しがあります。

介護施設や老人ホームによっては、外出レクリエーションとしてイベントやお祭りに参加できる場合があります。興味がある方は、入居前に施設に確認してみましょう。

三原市の高齢者支援制度

三原市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

ふれあい訪問給食サービス

家庭での調理が難しい高齢者向けに、食事を配達するサービスです。配達時に安否確認もおこないます。

対象者は「65歳以上で一人暮らしをしている高齢者や高齢者のみの世帯」です。申請書には担当の高齢者相談センター、ケアマネージャーの意見が必要です。利用時には高齢者福祉課、各地域の高齢者相談センター、担当ケアマネージャーに申し込みましょう。

参考：三原市「生活支援サービス（訪問給食、安心電話、オムツ券、その他社会資源）」

認知症高齢者等事前登録制度

認知症で行方不明になる可能性がある方を、事前に登録してサポートする制度です。あらかじめ認知症の方の情報を三原市に登録することで、行方不明時に市と担当圏域の高齢者相談センターが情報を共有して早期発見につなげます。

登録の対象者は以下の通りです。

認知症の本人が40歳以上で、三原市に住所があり在宅で生活している方
要介護認定における主治医意見書の「認知症高齢者の日常生活自立度」がⅡa以上または主治医意見書で認知症の診断を確認できる方
要介護認定における主治医意見書の「障害高齢者の日常生活自立度」がA2以下の方

申し込みは、市役所の窓口もしくはホームページから受け付けています。同意書には、登録する高齢者本人の署名もしくは捺印がです。

参考：三原市「認知症高齢者等事前登録制度について」

敬老優待乗車券

高齢者の方に向けて三原市内を運行するバスの優待乗車券を発行する事業です。

対象者は「70歳以上の方」です。70歳になる誕生月から申請できます。申請は、三原市役所本庁高齢者福祉課または各支所地域振興課で受け付けています。申請時は印鑑と身分証が必要です。

参考：三原市「その他（敬老会・敬老祝金・敬老優待乗車券）」

三原市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

三原市で老人ホームを探していて、希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。三原市は尾道市、竹原市、東広島市、世羅郡世羅町、愛媛県今治市と隣接しています。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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