群馬県の要支援の受入が可能なサービス付き高齢者向け住宅

介護のほんねでは、「はなことば高崎」、「はなことば前橋」、「家族の家ひまわり大泉」をはじめとした、群馬県の老人ホームを掲載中。そのなかでもサービス付き高齢者向け住宅/要支援の条件に当てはまる施設は38件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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施設の介護度

群馬県の老人ホーム・介護施設について

群馬県は日本のほぼ中心部に位置し、関東地方第2位の面積を誇ります。県土の6割は森林であり利根川の水源である大水上山や日本百景に選定された尾瀬など豊かな自然に恵まれた地域です。

ここでは、群馬県で老人ホーム・介護施設への入居を検討中のみなさまに向けて、「群馬県での高齢者の暮らし」のポイントをご紹介します。

群馬県の特徴

群馬県庁昭和庁舎（ja:利用者:Bakkai - ja:ファイル:Gunma pref-office 2.jpg, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

群馬県の人口は191万8,344人、世帯数は81万7,910世帯です（2021年5月1日現在）。高齢者数は約57万4,000人で高齢化率は29.4％になります（2018年現在）。自治体別にみると、人口最多は高崎市の約37万人、次いで前橋市がおよそ33万人、太田市が22万人ほどです。

群馬県には、県庁所在地の前橋市をはじめ35の市町村があります。県内は5つのエリアに大別でき、それぞれの自治体数は以下のとおりです。

地域名	自治体数	主な自治体
県央エリア	6	前橋市、伊勢崎市、渋川市、榛東村など
西部エリア	8	高崎市、藤岡市、富岡市、安中市など
吾妻エリア	6	中之条町、長野原町、嬬恋村、草津町など
利根沼田エリア	4	沼田市、片品村、川場村、みなかみ町
東部エリア	9	桐生市、太田市、館林市、みどり市など

参考：群馬県統計情報提供システム「群馬県移動人口調査（ 5 月）」

群馬県の魅力

群馬県には自然を生かした農畜産業から温泉地、文化的なスポットまで、さまざまな魅力があります。

晴天率の高さと水はけの良い大地が「小麦」の栽培に適しており、全国有数の産地。郷土料理には「おっきりこみ」「水沢うどん」があり、古くから粉食文化が根付いています。

小麦だけではなく、収穫量日本一の「夏秋キャベツ」に「下仁田ネギ」「こんにゃくいも」などの食材がそろいます。

また群馬県といえば、国内随一の温泉地としても有名です。県内には100カ所を超える温泉地があり、地元住民や観光客に愛されています。なかでも「草津温泉」は、観光経済新聞社が主催する「にっぽんの温泉100選」で15年以上首位を守り続けている名湯。そのほかにも伊香保温泉や四万温泉、万座温泉など、人気の温泉地が多数あります。

群馬県の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

群馬県の駅、区役所、地域包括支援センターについてご紹介します。

群馬県の主要な駅

群馬県にはJR高崎線や両毛線、東武伊勢崎線など15の路線が通っており、駅の数は全部で140ほどあります。そのうちもっとも乗降客数が多いのが、JR「高崎」駅です。上越・北陸の各新幹線が発着するほか、高崎線・八高線・吾妻線などのJR各線が乗り入れており、上信電鉄にも接続しています。

このほか、県庁所在地にある「前橋」駅や、東武伊勢崎線とJR両毛線をつなぐ「伊勢崎」駅なども、乗降者数の多い駅となっています。

高崎市・前橋市・太田市の市役所

群馬県には、各自治体に合計35の役所・役場が設置されています。介護保険を利用して老人ホームや介護施設に入居する場合には、まず要介護認定の申請が必要です。役所や役場が申請の窓口となります。

ここでは、県内の人口上位3市の市役所をご紹介します。

市役所名	所在地・アクセス・ホームぺージ
高崎市役所（本庁）	所在地：高崎市高松町35-1 アクセス：JR「高崎」駅でバスに乗車し3分、「市役所」バス停の目の前要介護認定申請窓口：介護保険課（24番窓口） ※市内各支所の市民福祉課でも申請可能 ※郵送での申請も可能（申請書は窓口配布または市ホームぺージからダウンロード）ホームぺージ：高崎市
前橋市役所	所在地：前橋市大手町2丁目12-1 アクセス：JR両毛線「前橋」駅からバスに乗車し8分、「市役所・合庁前」バス停から徒歩3分要介護認定申請窓口：1階介護保険課（12番窓口） ※大胡、宮城、粕川、富士見の各支所市民サービス課でも申請可能ホームぺージ：前橋市
太田市役所	所在地：太田市浜町2-35 アクセス：東武伊勢崎線「太田」駅より徒歩10分要介護認定申請窓口：1階介護サービス課 ※郵送での申請も可能（詳しくは介護サービス課：電話0276-47-1938へお問い合わせください）ホームぺージ：太田市

群馬県の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。

群馬県内には、111の地域包括支援センターと3つの支所が設置されています（2021年4月現在）。

参考：群馬県「地域包括支援センター一覧」

群馬県のイベント

桐生本町五丁目粋翔大櫓平成21年（2009年）8月7日（xe zna, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

群馬県で開催される毎年恒例のイベントを紹介します。

桐生市でおこなわれている「桐生八木節（きりゅうやぎぶし）まつり」は、熱気あふれる「八木節おどり」や仮装をして参加する「ジャンボパレード」が見どころのイベントです。もともと360年以上の歴史があり、1988年に現在の名称に改められました。

館林市の「つつじが岡公園」では、毎年4月から5月に「つつじまつり」が開催されます。100種以上のつつじがおよそ1万株植えられた園内に、10万人を超える観客が集まる市内最大級のイベントです。公園では車いすの無料レンタルをおこなっています。ただ台数の制限があるので事前に問い合わせることをおすすめします。事前に問い合わせることをおすすめします。

毎年冬には「榛名湖（はるなこ）イルミネーションフェスタ」が開催されます。会場となるのは高崎市にある榛名公園ビジターセンター周辺で、およそ20万球のイルミネーションが織りなす幻想的な景観は必見です。フェスタ期間中限定で、「高崎」駅から会場までをタクシーで送迎する往復コースも運行されます。

老人ホームや介護施設によっては、地元のイベントに職員が付き添って参加できる施設もあります。

群馬県の高齢者支援制度

群馬県が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。

認知症地域連携パス「ささえあい手帳」

認知症の方とその家族が地域で安心して生活できるよう、県では認知症地域連携パス「ささえあい手帳」の活用を推進しています。医療・介護・福祉の各担当者が手帳の情報を共有・連携することで、利用者に合った支援を提供します。

参考：群馬県「認知症地域連携パス『ささえあい手帳』」

ぐんまちょい得シニアパスポート（ぐーちょきシニアパスポート）

県内に住む65歳以上の高齢者を対象とした事業です。居住自治体の役場で配布される「ぐんまちょい得シニアパスポート（ぐーちょきシニアパスポート）」を協賛店で提示すると、割引などの優遇が受けられます。高齢者の外出機会を増やし、健康の維持・増進や地域との交流を図ってもらうことを目的とした取り組みです。

参考：群馬県「『ぐんまちょい得シニアパスポート（ぐーちょきシニアパスポート）』について【随時募集】」

介護SOSサービス（高崎市）

高崎市では、家族や介護者の負担軽減を目的として「介護SOSサービス」を展開しています。市内在住の65歳以上の高齢者を対象に、緊急時の訪問介護サービスや短期間の緊急宿泊サービスを提供する制度です。対象者であれば事前登録は必要ありません。電話番号は027-360-5524です。緊急訪問介護サービスは1時間あたり250円、緊急宿泊サービスは1泊2,000円からの自己負担で、いざという時の対応を依頼できます。

参考：高崎市「介護SOSサービス」

群馬県で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで視野を広げてみましょう。群馬県は、新潟県、福島県、栃木県、埼玉県長野県と隣接しています。

サービス付き高齢者向け住宅（サ高住）ってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）への入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたいサービス付き高齢者向け住宅（サ高住）の特徴」をご紹介します。

あらかじめ押さえておきたいのは、サービス付き高齢者向け住宅には「一般型」と「介護型」があることです。同じサービス付き高齢者向け住宅でも、両者間にはサービス内容に大きな違いがありますので、ご注意ください。

サービス付き高齢者向け住宅の入居条件は満たしていますか？

入居条件を満たしていないと入居できませんので、あらかじめ確認しておく必要があります。サービス付き高齢者向け住宅は、「一般型」と「介護型」があります。両方とも「60歳以上の方」か「60歳未満で要介護認定を受けた方」が条件です。

ただし「一般型」は専門的な医療措置が難しいので、介護度が重い方は入居できません。一方「介護型」の場合は自立から要介護5まで幅広く受け入れができます。

サービス付き高齢者向け住宅の提供サービスを把握していますか？

一般型と介護型ではサービス内容にも違いがあります。希望しているサービス付き高齢者向け住宅がどちらに属するのかを検討時に把握しておくのがおすすめです。

一般型の特徴

一般型の場合は、安否確認や生活相談サービスを提供しています。身体介助やリハビリなどの「介護サービス」は提供していません。利用する際は外部事業者と別で契約する必要があります。

介護型に比べると、介護が必要のない自立している方が安心して暮らせるホームです。

介護型の特徴

一般型に比べると、要介護度が重い方が多く入居しています。そのため「特定施設入居者生活介護」と認められています。特定施設入居者介護に認定されていると、外部事業者を使うことなく施設内で介護サービスを受けられるのです。

特定施設入居者生活介護について、より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット・デメリット

具体的に他の施設タイプと比較して、どのようなメリット・デメリットがあるのかについて紹介します。「ご自身が望んでいる条件」と比較しながらご覧ください。

サービス付き高齢者向け住宅のメリット

サービス付き高齢者向け住宅のメリットは、高齢者が安心して暮らせる住まいであることです。比較的自立の方も多く、気軽に外出できるなど行動の自由度が高いといえます。自宅での生活とほとんど変わらず過ごせるうえ、日中もしくは24時間スタッフが常駐しているため安心です。施設内はバリアフリー構造であるため、怪我の心配を軽減できるのも大きな魅力になります。