介護療養型医療施設 - 介護施設の探し方ガイド

介護療養型医療施設

介護療養型医療施設は、病状は安定しているものの、比較的重度で長期的な治療が必要な要介護者向けの療養施設。必要な医療、看護、介護、機能訓練を受けながら、自宅復帰を目指して日常生活をサポートします。

3行でまとめ

  1. 原則65歳以上で要介護1以上、有料老人ホームや介護老人保健施設等より重度で長期的な医療ケアが必要な方向け

  2. 主に医療法人が運営。療養病床と老人性認知症疾患療養病棟の2種類があり、後者は認知症に特化した施設

  3. 法改正により2020年までに廃止予定。そのため新規入居は困難で、施設全体の数も減少傾向にある

概要

主に医療法人が運営する介護療養型医療施設は、病状は安定しているものの、痰の吸引や胃ろう、経鼻栄養、カテーテルといった医学的管理が長期的に必要な、要介護者向けの施設です。療養病床と、認知症の方向けの老人性認知症疾患療養病棟の2種類があります。医療や看護、介護、機能訓練を提供し、自宅での自立した生活に戻れるようサポートする一方、娯楽施設やレクリエーション、洗濯といった生活サービスはあまりありません。

対象・条件

年齢 60歳未満 60〜65歳 65歳以上

×

介護度 自立 要支援 要介護

×

×

その他の条件 看取り・ターミナルケア 認知症の受け入れ 収入の審査

少ない方が優先

原則65歳以上、要介護1以上の方のみとなっていますが、60〜64歳の若年性認知症の場合は利用可能な場合も。2020年廃止予定のため、新規入居はほぼ受け付けられておらず、入居は困難となっています。

費用・価格・料金

入居時費用の相場

0円

入居時費用の補足

入居金は必要ありません。

月額費用の相場

9〜25万円

月額費用の補足

月額費用には施設サービス費(介護保険料)や居住費(室料、光熱費等)、食費、日常生活費(理美容代等)等が含まれています。

施設サービス費(=介護保険料)は施設の形態、居室の種類、職員の配置、介護度、地域により異なります。多床室より個室のほうが高いほか、日常的に医学的管理が必要になるため、医療費も高額になりがち。そのため、トータルでは介護老人保健施設より費用負担が大きくなる傾向があります。

サービス内容

居室・設備

居室はほとんどのところが従来型の多床室。中には個室や準個室を備える施設もあります。医務室や診療室を備えており、医療体制が充実。娯楽施設はあまり設置されておらず、レクリエーションやイベントの実施は少なめです。共用部分には食堂や浴室のほか、療養病床には機能訓練室、談話室、老人性認知症疾患療養病棟の場合は生活訓練室、デイルームが設置されています。

料理・食事

栄養バランスの良い食事が3食提供されます。利用者の身体状況、咀嚼能力に合わせ、普通食、きざみ食、ソフト食、ミキサー食など調理も柔軟に行っています。利用者の自立支援に配慮して、できるだけベッドを離れ、食堂に集まって食事をします。

介護/看護/医療体制

医学的管理が必要な方が利用する施設のため、医療体制は非常に充実しているのが特徴です。施設に必ず医師、薬剤師、栄養士が配置されているほか、介護士は6:1以上、看護師は療養病床で6:1、老人性認知症疾患療養病棟で4:1の割合で配置。24時間看護師が常駐しているので、緊急時も早い対処ができます。また、施設の規模に応じた人数の理学療法士や作業療法士が機能訓練にあたっています。

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