福岡市中央区の特別養護老人ホーム

介護のほんねでは、「特別養護老人ホーム梅光園」、「介護老人福祉施設　ライフケア大手門」、「おざさ」をはじめとした、福岡県/福岡市中央区の老人ホームを掲載中。そのなかでも特別養護老人ホームの条件に当てはまる施設は4件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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福岡市中央区の老人ホーム・介護施設について

中央区は、福岡市の中央部に位置する行政区です。福岡市を代表する繁華街の天神エリアを有し、博多区と並んで栄えている区です。こちらでは「福岡市中央区での高齢者の暮らし」について解説していきます。

福岡市中央区の特徴

中央区役所（Nkmr844 - 投稿者自身による作品, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

福岡市中央区の人口は19万2,654人です。そのうち65歳以上の高齢者は3万6,525人で、高齢化率は18.96%となっています（2021年1月1日現在）。

福岡市中央区の面積は15.39㎢で、市内のなかでは最も小さい区です。九州一の商業地域・天神エリアがある一方、樋井川（ひいかわ）と那珂川（なかがわ）が南北に流れ、北側には博多湾が広がり、自然を身近に感じられます。

参考：総務省「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日）」／国土交通省国土地理院「令和3年全国都道府県市区町村別面積調（10月1日時点）」／福岡市中央区「中央区の概要」

福岡市中央区の魅力

福岡市中央区は、商業施設が集まる天神エリアがあり、お買い物やグルメを楽しめることが魅力です。百貨店や専門店が数多く立ち並ぶほか、福岡市役所もあり、都市機能が集積しています。

一方で、広大な公園が多いのが特徴です。日本庭園がある「大濠（おおほり）公園」や、噴水塔がシンボルの「須崎（すさき）公園」は区民の憩いの場となっています。

また、歴史あるスポットが多数あります。国史跡の「鴻臚館（こうろかん）跡」や「福岡城跡」が代表的です。

そのほか、九州の基幹国立病院である「国立病院九州医療センター」や「健康づくりセンター」といった健康を維持するうえで役立つ施設があります。福岡市中央区は、さまざまな機能が充実しており住みやすいエリアです。

福岡市中央区の主要な駅・区役所・地域包括支援センター

福岡市中央区の主要な駅

福岡市中央区には福岡市地下鉄空港線・七隈線、西鉄天神大牟田線が走行しています。

主要な駅は「天神」駅です。空港線を使えば「福岡空港」駅まで12分で移動できます。利用者数が多い駅なので、朝夕は特に混雑します。

中央区役所

区役所には、要介護認定の申請、助成金の申請、住民票の受け取りといった手続きをするための窓口が設置されています。

福岡市中央区役所は、福岡市中央区大名2丁目5-31にあります。「赤坂」駅5番出口から歩いてすぐです。

要介護認定の申請は、中央区役所介護保険課に隣接する福岡市要介護認定事務センター支部の窓口を訪問するか、福岡市要介護認定事務センターに必要書類を郵送してください。

参考：中央区役所

福岡市中央区の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

福岡市では、地域包括支援センターを「いきいきセンターふくおか」と呼んでいます。中央区内の「いきいきセンターふくおか」は5カ所です。

参考：福岡市「いきいきセンターふくおか（福岡市地域包括支援センター）」

福岡市中央区のイベント

福岡市中央区にある「舞鶴公園」の入り口。（ぱちょぴ（投稿者）撮影 - 投稿者本人, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

福岡市中央区での恒例行事をご紹介します。

「福岡城さくらまつり」は、舞鶴公園で毎年3月中旬から4月初旬にかけて開催されるお祭りです。会場付近では約1,000本の桜が咲きます。期間中は90以上の屋台やキッチンカーが出店し、さまざまなグルメを楽しめます。

「お盆みたままつり」は、福岡縣護国神社（ふくおかけんごこくじんじゃ）で毎年8月13日から4日間にわたり実施される行事です。境内にはぼんぼりが灯り、幻想的な光景を眺められます。参道でおこなわれる「蚤の市ナイトマーケット」も人気です。

老人ホームや介護施設によっては、職員と共に地域のイベントに参加できることがあります。気になる方は、あらかじめ施設に尋ねてみてください。

福岡市中央区の高齢者支援制度

福岡市中央区で利用できる高齢者支援制度をご紹介します。

寝具洗濯乾燥消毒サービス

寝具の洗濯・乾燥・消毒のサポートが必要な方に対して、寝具の乾燥消毒や丸洗いを実施しています。本人や介護している家族の負担軽減、および高齢者の保健衛生の向上や高齢者福祉の増進が目的です。

対象者は「福岡市内に住んでいる」「要介護3以上」「65歳以上」の3点を満たす方です。利用回数は、乾燥消毒を含んで年に6回以内、または丸洗いのみで年2回以内のどちらかを選択します。

内訳	年6回以内	年2回以内
乾燥消毒	5回	なし
丸洗い	1回	2回

なお、利用料金は介護保険料段階によって契約単価の0～100％まで開きがありますので、以下のホームページを参考にしてください。

参考：福岡市「寝具洗濯乾燥消毒サービス」

声の訪問

「声の訪問」は毎日1回電話で安否確認をおこない、さまざまな相談に応じてくれる支援制度です。無料で利用できます。

対象者は「福岡市内に居住する福岡市の介護保険被保険者（福岡市に介護保険料を納めている方）で、65歳以上の一人暮らしの方またはこれに準ずる方」です。なお、介護保険料段階が1～3の方で電話（回線・電話機）を持っていない場合は、市から貸与されます。

参考：福岡市「声の訪問」

おむつサービス

寝たきりなどでおむつが必要な方へ定期的に現物を配送し、費用の一部を助成する制度です。利用者は、あらかじめ納入業者一覧から業者を選んで申し込みます。利用が決定したら、毎月おむつが配達される仕組みです。利用料は、介護保険料段階によって異なります。

対象となるのは「福岡市の介護保険被保険者（福岡市に介護保険料を納めている方）で、要介護3以上と認定されたおむつが必要な方」です。

事業者一覧、商品一覧、料金に関しては以下のホームページを参考にしてください。

参考：福岡市「おむつサービス」

福岡市中央区で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

福岡市中央区内で老人ホームを探していて希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。福岡市中央区と隣接しているのは、福岡市博多区・南区・城南区・早良区です。

特別養護老人ホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここでは特別養護老人ホームへの入居をお考えの方に向けて「見学前に確認しておきたい特別養護老人ホームの特徴」をご紹介します。

特別養護老人ホームの入居条件は満たしていますか？

通称「特養」と呼ばれている特別養護老人ホームは、費用が安価であるため人気です。特別養護老人ホームへの入居を希望の方は、まずは入居条件が満たしているかを確認しておくことをおすすめします。

特別養護老人ホームの入居条件

特別養護老人ホームの入居条件は主に以下の3点です。

要介護3以上で65歳以上の高齢者
特定疾病が認められた要介護3以上の40～64歳までの人
特例条件に当てはまる要介護1～2の人

要介護3以上の認定を受けた要介護度が重い方でなければ入居できません。ただし以下の特例条件に当てはまる方は要介護1、2だとしても入居可能です。

特例条件

認知症で、症状・行動や意思疎通の困難さが頻繁に見られる人
知的障害・精神障害等を伴い、症状・行動や意思疎通の困難さなどが頻繁に見られる人
家族からの深刻な虐待が疑われるなど、心身の安全・安心の確保が困難な人
単身世帯や、同居家族が高齢または病弱であるなど、家族による支援が期待できない

特別養護老人ホームの特徴を把握していますか？

国が運営する公的な施設

特別養護老人ホームは自治体や社会福祉法人が運営する公的な施設です。また介護保険制度で定められた「介護保険施設」でもあります。介護老人保健施設（老健）や介護医療院、介護療養型医療施設も介護保険施設に含まれます。

介護サービスの自己負担額は1～3割

施設内の介護サービスに関しては介護保険を利用できるため、自己負担額は1～3割で済みます。また初期費用はなく、月額費用も、他の施設形態に比べて安価です。

看取りまで対応できる

多くの特別養護老人ホームは、終身利用が可能であり「終の棲家」として入居できます。よって他の介護保険施設や、有料老人ホームに比べて入居期間が長く、平均で約4年です。参考：厚生労働省「介護老人福祉施設（参考資料）」

特別養護老人ホームの特徴についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

特別養護老人ホームのメリット・デメリット

では入居条件と特徴を踏まえて、メリットとデメリットについて紹介します。あらためて求める条件に合うかをご確認ください。

特別養護老人ホームのメリット

特別養護老人ホームのメリットは、介護サービスが充実しているうえに費用が安価というリーズナブルさに尽きます。また公的機関が運営している施設であり、入居中に施設が倒産するリスクも低いです。

さらに看取りまで終身にわたって利用できる施設が多いため、家族としても安心です。

特別養護老人ホームのデメリット

要介護3以上でなければ入居できないのがデメリットです。さらに特別養護老人ホームの場合は複数で1つの部屋を利用する「多床室」も多く、プライベートを確保できない可能性もあります。

特別養護老人ホームの費用

初期費用	月額費用
0円	5万～15万円

比較的安価で入居できると紹介しましたが、具体的にどのくらいかかるのかを紹介します。初期費用は0円、月額費用は5万～15万が目安です。最初にまとまったお金が必要なく、他の施設形態に比べるとリーズナブルなこともうれしいポイントです。

特別養護老人ホームの費用についてもっと詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

入居待ちの期間は、他の施設に仮住まいするのも一案

特別養護老人ホームは人気が高い施設です。そのため、申込みをしても空室が出るまで待機するケースが多いです。入居を希望の方は早めに申し込み、仮押さえしておくことをおすすめします。

「退院が迫ってきたが在宅介護は難しい」など、緊急性が高い場合は、同時進行で他の施設へ入居するのも一案です。民間の施設のなかには、特別養護老人ホームと同じくらい安価な施設もあります。

なお、介護のほんねでは全国の有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅、グループホームを紹介しています。ぜひ、特別養護老人ホームを待機している間の仮住まいをお探しの方も、お気軽にご相談ください。

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