あわら市のグループホーム

介護のほんねでは、「ウエルネス木村」、「グループホーム　あわら聖徳園」、「グループホームとものいえ」をはじめとした、福井県/あわら市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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あわら市の老人ホーム・介護施設について

あわら市は福井県最北端に位置する市です。「あわら温泉」や「吉崎御坊跡」など、観光スポットが多くあります。こちらでは「あわら市での高齢者の暮らし」について、ポイントをご紹介します。

あわら市の特徴

あわら市役所（Hirorinmasa - 自ら撮影, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

あわら市の人口は2万7,618人です。そのうち、65歳以上の高齢者人口は9,324人で、高齢化率は33.76%となります。

あわら市の面積は116.98㎢です。市内は以下の6つのエリアに分かれます。

エリア名	特徴
湯のまちエリア	130年の歴史を誇る、北陸随一の温泉地「あわら温泉」があるエリア
金津まちなかエリア	JR「芦原温泉」駅があり、古くは北陸街道の宿場町として栄え、おもてなし文化が息づくエリア
北潟湖（きたがたこ）エリア	赤い斜張橋「アイスブリッジ」や北潟湖などがあり、雄大な自然を体感できるエリア
吉崎・細呂木（ほそろぎ）エリア	蓮如上人（れんにょしょうにん）の布教拠点「吉崎御坊」があり、あわら市の歴史を感じられるエリア
丘陵地エリア	広域農道「フルーツライン」を中心に複数の果樹園が点在し、収穫体験ができるエリア
森林エリア	「金津創作の森」などがある、森林に囲まれた自然豊かなエリア
田園エリア	広大な田園風景が広がるエリア

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」／あわら市「あわら市企業等魅力紹介ガイドブック『BRIDGE（ブリッジ）』をリニューアルしました」

あわら市の魅力

あわら市は、関西の奥座敷とも呼ばれる「あわら温泉」で有名です。各宿が自家掘りの源泉を所有しており、温泉街だけで源泉数は74本にものぼります。そのため、泉質や泉温などが各宿で異なっているのが特徴です。

あわら市の北部には、北潟湖を中心にのどかな風景が広がります。なかでも、湖の近くには「北潟湖畔花菖蒲園」があり、300種20万本の花菖蒲が栽培されています。園内にはあじさいも植えられ、6月中旬には花菖蒲とあじさいの両方が咲き誇るのが魅力です。園内にはサイクリングロードやボート乗り場もあり、アクティビティも楽しめます。

また、あわら市は果樹や野菜の栽培が盛んです。特にメロンは市内で10種類以上の品種が生産されています。市内ではフルーツ狩りを体験でき、春にはイチゴ、夏にはブルーベリーやトマト「越のルビー」、秋にはブドウやナシを味わえます。

あわら市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

あわら市の主要な駅

あわら市内にはJR北陸本線とえちぜん鉄道三国芦原線が通っています。主要駅は「芦原温泉」駅です。

市内を移動する際は、バスや乗合タクシーも利用できます。乗合タクシーは事前登録のうえ、予約制が必要です。1時間前までに電話で予約すれば、近くの停留所から目的地付近の停留所まで直接アクセスできます。

あわら市役所

あわら市役所の所在地は、あわら市市姫（いちひめ）3丁目1‐1です。JR北陸本線「芦原温泉」駅から徒歩10分で到着できます。「あわら市役所前」バス停からは徒歩2分です。

要介護認定の申請は、健康長寿課で受け付けています。

参考：あわら市役所

あわら市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

あわら市内の地域包括支援センターは、1カ所です（2021年9月16日現在）。

参考：あわら市「あわら地域包括支援センター」

あわら市のイベント

あわら市で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「あわら北潟湖畔花菖蒲まつり」は、例年6月頃に「北潟湖畔花菖蒲園」で開催されているお祭りです。花菖蒲の見頃を迎える時期に開催されます。期間中はステージイベントや花菖蒲の株の販売、特産品を販売する地元名産市があります。

「あわら湯かけ祭り」は、例年8月8・9日の2日間にわたり、あわら温泉街の「えちぜん鉄道あわら湯のまち広場」付近で開催されているお祭りです。全国でも珍しい、お神輿（みこし）に温泉のお湯をかける「湯かけ神輿・花車巡行」が見どころです。

「剱岳（つるぎだけ）かりんて祭」は、例年11月23日に「剱岳公民館前広場」で開催されるイベントです。剱岳地区の秋の風物詩といわれており、その年の収穫を祝うことが目的です。直径2.5メートルの大鍋にたっぷりの野菜や肉を煮込んだ「かりんて鍋」を来場者に無料でふるまいます。そのほか、地元産の野菜の販売や、手打ちそばの実演などの催しもあります。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

あわら市の高齢者支援制度

あわら市が展開する高齢者の支援制度を紹介します。

食の自立支援事業

給食のボランティアや市内の業者が作ったお弁当を高齢者の自宅まで配達するサービスです。民生委員または配食ボランティアが、毎月第1～4週目の水曜日に昼食を配達します。利用料は、市民税非課税世帯は1食当たり250円、市民税課税世帯は1食当たり500円です。

対象となるのは、おおむね65歳以上で調理をするのが難しい高齢者のみの世帯です。

参考：あわら市「食の自立支援事業」

緊急通報体制整備事業

緊急通報装置を自宅に設置し、緊急事態にすぐ対応できる環境を整えます。緊急通報装置の設置には、固定電話回線が必要です。緊急時の通報だけでなく、定期的に対象者の安否確認もおこないます。利用料は毎月843円で、通話料は別途自己負担となります。

対象となるのは、65歳以上で構成されている世帯で、世帯員の1人以上が病弱者であり、定期的な安否確認が必要と判断された方です。

参考：あわら市「緊急通報体制整備事業」

高齢者世帯等除雪支援事業

屋根の雪下ろしや住宅前の除雪作業にかかった費用のうち、2分の1を助成する取り組みです。屋根の雪下ろしは積雪60cm以上、住宅前の除雪は積雪30cm以上の場合が対象となります。1年度当たりの助成額の上限は、屋根の雪下ろしは7,000円、住宅前の除雪は3,000円です。

対象となるのは、以下のすべての条件を満たす方です。

65歳以上・18歳未満・身体障がい者3級以上の方のみで構成されている世帯
世帯員全員が市民税非課税である
自力で除雪できない方
除雪をしてくれる親族が近隣に住んでいない方
生活保護を受けていない方

ただし、アパートや現在は住んでいない家の除雪などは対象外です。地区などで無料の除雪を受けられる場合は、そちらが優先になります。

参考：あわら市「高齢者世帯等除雪支援事業」

あわら市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

あわら市で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。あわら市と隣接しているのは、坂井市、石川県加賀市です。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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