北宇和郡鬼北町のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホームいずみ」、「グループホーム　さくら」、「グループホームゆう」をはじめとした、愛媛県/北宇和郡鬼北町の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は3件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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北宇和郡鬼北町の老人ホーム・介護施設について

北宇和郡（きたうわぐん）鬼北町（きほくちょう）は、愛媛県の南部に位置する町です。こちらでは「北宇和郡鬼北町での高齢者の暮らし」についてご紹介します。

北宇和郡鬼北町の特徴

鬼北町役場（旧・広見町役場）（Bakkai - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる）

北宇和郡鬼北町の人口は9,741人です。65歳以上の高齢者人口は4,482人で、高齢化率は46.01%になります。

北宇和郡鬼北町の面積は241.88㎢です。町内は、近永（ちかなが）地区、好藤（よしふじ）地区、愛治（あいじ）地区、三島地区、泉地区、日吉地区の6つのエリアに分かれます。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2022年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（4月1日時点）」／北宇和郡鬼北町「地区別人口と世帯数」

北宇和郡鬼北町の魅力

北宇和郡鬼北町の南方には、地名の由来となった鬼ヶ城山系（おにがじょうさんけい）があります。鬼北町では鬼をモチーフにした町づくりが進められており、町内の至るところで鬼にまつわるアート作品を見られます。

鬼北町は、文化財が多いのも特徴です。大正時代の茅葺（かやぶき）民家を復元した「明星草庵（みょうじょうそうあん）」は、国の登録有形文化財に指定されています。日吉地区の風景を見渡せる縁側、庭の手水鉢（ちょうずばち）、居間の囲炉裏（いろり）などがある、懐かしさを感じさせる空間です。

また鬼北町には、四万十川の支流である広見川（ひろみがわ）をはじめとする複数の河川が流れており、水と緑が織りなす光景を楽しめます。成川渓谷（なるかわけいこく）は約3kmにわたる美しい渓谷で、秋の紅葉や冬の雪景色が眺められる名所です。近くには高月（たかつき）温泉があり、渓谷を眺めながら大浴場に入ることができます。

北宇和郡鬼北町の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

北宇和郡鬼北町の主要な駅

北宇和郡鬼北町には、JR予土（よど）線が通っています。主要駅は「近永（ちかなが）」駅です。JR予土線は、上りで若井方面、下りで宇和島方面にアクセスできます。

また町営バスが運行していて、鬼北町役場や診療所、北宇和病院などにアクセス可能です。

鬼北町役場

北宇和郡鬼北町役場の所在地は、北宇和郡鬼北町大字近永800-1です。「鬼北町役場前」バス停から歩いてすぐに到着します。

要介護認定の申請は、保健介護課で受け付けています。

参考：鬼北町役場

北宇和郡鬼北町の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

地域包括支援センターは、北宇和郡鬼北町内に1カ所設置されています。

参考：愛媛県保健福祉部長寿介護課「地域包括支援センター・鬼北町」

北宇和郡鬼北町のイベント

近永駅

北宇和郡鬼北町で恒例となっているイベント・お祭りをご紹介します。

「近永弓滝（ゆみたき）神社夏祭り」は、例年7月下旬に「近永」駅周辺や三間川（みまがわ）付近で開催されるお祭りです。弓瀧神社の夏の例祭に合わせて、夜店やビアガーデンなどが出店し、花火大会が実施されます。

「武左衛門（ぶざえもん）ふる里まつり」は、毎年8月中旬に日吉夢産地（ひよしゆめさんち）付近でおこなわれています。江戸時代に農民一揆（いっき）で活躍した、武左衛門と同志をしのぶお祭りです。参加者が農民の姿で町を練り歩くほか、ステージイベントや盆踊りを楽しめます。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

北宇和郡鬼北町の高齢者支援制度

北宇和郡鬼北町で展開する高齢者支援制度をご紹介します。

外出支援サービス

北宇和郡鬼北町では、社会福祉協議会に委託して高齢者の外出支援サービスを実施しています。一般の公共交通機関の利用が難しい高齢者を、自宅から医療機関まで無料で送迎します。移送車両はリフト付き車両やストレッチャー装着ワゴン車などがあり、2週間に1回まで利用可能です。

対象者は「65歳以上の高齢者で、著しい身体機能の低下や心身の障害、傷病などの理由で一般の公共交通機関の利用が困難な方」です。

参考：北宇和郡鬼北町「鬼北町地域支援事業実施要綱」

福祉電話貸与事業

連絡手段がない高齢者に福祉電話を貸与して、対象者とのコミュニケーションや、緊急連絡手段確保を図っています。福祉電話の基本料金や設置工事費などは鬼北町が負担しています。

対象者は、町内に住所があり、連絡手段のない町民税非課税世帯の方で、以下のいずれかに当てはまる方です。

65歳以上の一人暮らしの方で、定期的な安否確認が必要な方
65歳以上の方で、寝たきりの配偶者とのみで生活をしている方
障害者手帳1級または2級の、外出困難な在宅の重度身体障害者で、常に安否確認が必要な方
町長から特別に必要と判断された方

参考：北宇和郡鬼北町「鬼北町地域支援事業実施要綱」「鬼北町福祉電話貸与規則」

緊急通報体制整備事業

高齢者や障害のある方に緊急通報装置を貸与する事業です。急病や事故などの緊急事態が発生した際、受信センターに通報が届き、適切な対応を図ります。装置の貸与は無償ですが、緊急通報に伴う通信回線使用料は利用者負担です。

対象者は、身体機能低下や心身の障害、傷病、環境上の理由などにより、緊急時の通報手段確保ができない方で、以下のいずれかに当てはまる方です。

65歳以上で一人暮らしの高齢者の方
高齢者のみの世帯の方
心身障害者と同居する高齢者世帯の方

なお、緊急時の連絡先として2名の協力者が必要となります。

参考：北宇和郡鬼北町「鬼北町地域支援事業実施要綱」

北宇和郡鬼北町で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

北宇和郡鬼北町で希望する施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。北宇和郡鬼北町は、宇和島市、西予市、北宇和郡松野町、高知県高岡郡檮原町・四万十町に隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

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