男鹿市のグループホーム

介護のほんねでは、「グループホーム　うめの木園」、「グループホームゆうあい」、「グループ　ホーム　　テレサ」をはじめとした、秋田県/男鹿市の老人ホームを掲載中。そのなかでもグループホームの条件に当てはまる施設は6件あります。ご本人とご家族で話し合ってどの条件を一番大事にするかなど、優先順位を付けながら様々な条件で検索してみてください。

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男鹿市の老人ホーム・介護施設について

男鹿（おが）市は、秋田県の西部に位置している市です。男鹿半島の大半を占めています。今回は「男鹿市での高齢者の暮らし」に関する情報をご紹介します。

男鹿市の特徴

男鹿市役所本庁舎（掬茶 - 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる）

男鹿市の人口は2万6,246人です。65歳以上の高齢者人口は1万2,293人で、高齢化率は46.84％となっています。男鹿市の面積は241.09㎢です。

参考：e-Stat「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数（2021年1月1日現在）」／国土交通省国土地理院「令和4年全国都道府県市区町村別面積調（1月1日時点）」

男鹿市の魅力

男鹿市は「ナマハゲ」の本場です。1978年に国の重要無形民俗文化財に指定、2018年にはユネスコ無形文化遺産にも登録されました。男鹿市だけでなく秋田県を代表する民族行事です。

また、男鹿市は豊かな自然に囲まれていることも魅力です。三方を日本海に囲まれており、海と山が織りなす風景を楽しめます。「秋田のウユニ塩湖」と呼ばれている「鵜ノ崎（うのさき）海岸」は、日本の渚100選にも選ばれているスポットです。

男鹿市には数多くのご当地グルメがあります。なかでも名物は「石焼料理」です。炭火で赤くなるまで熱した小石を木桶に次々と放り込んで、魚介を一気に煮込みます。音や湯気が一気に立ち上がることから目や耳でも楽しめます。そのほか、ハタハタ、しょっつる、焼きそばなどが名物です。

男鹿市の主要な駅・市役所・地域包括支援センター

男鹿市の主要な駅

男鹿市内には、JR男鹿線が走っています。主要な駅は「男鹿」駅です。JR奥羽（おうう）本線へ乗り換えできる「追分（おいわけ）」駅へ1本でアクセスできます。

男鹿市役所

男鹿市役所の所在地は、男鹿市船川港船川字泉台66-1です。JR「男鹿」駅から徒歩およそ3分の場所にあります。

要介護認定の申請窓口は、介護サービス課介護班、または地域包括支援センターです。

参考：男鹿市役所

男鹿市の地域包括支援センター

地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。

「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」を主な業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員（主任ケアマネジャー）が相談事に対して解決策を提示してくれます。

男鹿市内に、1カ所の地域包括支援センターが設置されています。

参考：男鹿市「地域包括支援センターについて」

男鹿市のイベント

男鹿地方各地のなまはげ（なまはげ館、2010年7月）（Douglas P Perkins (Douglaspperkins (talk)) - 投稿者自身による著作物, CC 表示 3.0, リンクによる）

男鹿市で毎年恒例となっているお祭りやイベントを紹介します。

「男鹿のナマハゲ」は、毎年大みそかの夜におこなわれる伝統的な行事です。かつては小正月に開催されていました。集落の青年がナマハゲに扮し、「泣く子はいねがー、親の言うこど聞がね子はいねがー」などと叫びながら家々を周ります。ナマハゲは、怠け心をいさめるとともに無病息災や五穀豊穣をもたらす神と考えられており、各家庭は料理や酒で丁重にもてなします。

「星辻神社だるま祭り」は、毎年4月12・13日に星辻神社で開催されているお祭りです。「火伏せだるま」という名のだるまが配布されます。「祭りの期間中に雨が降った年は、火事などの災いが起こらない」と言い伝えられています。毎年1万人を超える来場者が訪れる催しです。

老人ホームや介護施設のなかには、外出レクリエーションの一環として地域のイベントに参加する施設もあります。イベントやお祭りに参加したい方は、事前に施設スタッフへ確認してみましょう。

男鹿市の高齢者支援制度

男鹿市が提供している高齢者支援制度をご紹介します。

地域で見守る！早期発見ネットワーク

「地域で見守る！早期発見ネットワーク」は、徘徊などで行方不明になる可能性がある高齢者の人の早期発見や保護を目指すための取り組みです。利用する際は、地域包括支援センターへの事前登録が必要です。事前登録している人が行方不明になった場合、地域の商店や企業といった協力機関へ地域包括支援センターが迅速に情報を発信します。

対象者は「徘徊による迷子や行方不明の心配がある高齢者、認知症の方」です。

参考：男鹿市「地域で見守る！早期発見ネットワーク」

配食サービス事業

住み慣れた地域で健康生活が送れるよう、栄養バランスを考えた夕食分のお弁当を配達するサービスです。夕食を提供しつつ安否確認もおこないます。利用者の負担額は1食あたり500円、1週間に2回まで利用できます。配達時間は、おおよそ15〜17時の間です。

対象者は「男鹿市に住民登録して暮らしている、調理が困難な65歳以上の高齢者のみの世帯」です。ただし、65歳未満の方や65歳未満の同居家族がいる場合でも、介護認定や生活状況によって利用できます。お問い合わせは地域包括支援センターで受け付けています。

参考：男鹿市「配食サービス、介護慰労金、介護用品購入券」

シルバー応援隊（訪問型サービスB）

高齢者の日常生活を支援するために実施されている家事援助サービスです。シルバー応援隊が家事を一緒にしながら、不便だと感じている部分を手伝います。自宅で元気に生活できるようにすることが目的です。

サービスの内容は、掃除やゴミ出し、洗濯、買い物、見守り、コミュニケーションなどです。介護保険における訪問介護サービスの範囲のうち、調理や身体介護を除いたサービスを提供します。

利用回数は週2回まで、利用時間は1回あたり30分または1時間以内です。総合事業の訪問型サービスも併用する場合は、両方の合計が週2回までとなります。料金は、30分1回あたり50円、1時間1回あたり100円です。

対象者は「要支援1・要支援2の方」「事業の対象者に認定された方」です。

参考：男鹿市「シルバー応援隊（訪問型サービスB）」

男鹿市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる

男鹿市で希望の施設が見つからない場合は、周辺の地域まで視野を広げてみましょう。男鹿市は、潟上市、山本郡三種町、南秋田郡大潟村と隣接しています。

グループホームってどんな施設？【入居前に知っておくこと】

ここではグループホーム（認知症対応型老人共同生活介護）への入居希望者のご家族に向けて「見学前に確認しておきたいグループホームの特徴」をご紹介します。

グループホームの入居条件は満たしていますか？

グループホームにはさまざまな入居条件があります。すべて満たしているかを入居前にチェックしておくと施設探しがスムーズに進みます。もし満たしていない場合は、他の施設への入居も視野に入れておく必要があります。

認知症の診断が必要です

グループホームは認知症の方しか入居できません。事前に医師による認知症の診断書が必要になります。

要支援2以上が入居対象です

グループホームは要支援2以上の認定を受けた方しか入居できません。事前に要介護認定を受けて、要支援2以上の判定を受けておく必要があります。

要介護認定の受け方については以下の記事で詳しく説明をしています。

要介護認定とは｜要支援1～要介護5までの判定基準・給付金の限度額・入居できる施設など

住民票のある地域でしか入れません

グループホームは地域密着型の施設です。住民票のある市区町村内の施設でしか入居できません。ただしグループホームは全国に1万個所以上もあり、近隣に施設がある可能性はかなり高いといえます。

グループホームの退去要件

グループホームの退去要件は各施設ごとに決まっています。契約前に「退去となる条件」を確認しておくことがおすすめです。

特に要件として多いのは「施設側で医療ケアに対応できなくなった」というケースです。グループホームには看護師や医師などの配置義務がありません。ですので、専門的な医療措置が必要になると退去しなければいけない場合があります。

また後述するように、グループホームは他の施設に比べて入居者同士の距離が近いのが特徴です。日常生活における家事などを入居者同士が協力しながら進めます。ですので、認知症の症状が進行し、暴言・暴力などが目立つようになると、他の入居者の安全を守るためにも強制退去となってしまう可能性が高いです。

グループホームの特徴を把握していますか？

グループホームの特徴をご紹介します。入居後に「イメージと違った……」と後悔することがないように、あらかじめ把握しておくのがおすすめです。

1施設あたり9～18名の小規模なユニットケア

グループホームはほとんどの場合、定員が9～18名と小規模な施設になります。そのため人との関わりが深く、アットホームな雰囲気で生活をするのが特徴です。それぞれが個室で自宅に近い環境生活をしながらも、他者との共同生活をする手法になります。

「できることは自分でする」という考え

グループホームの場合は認知症の方々が家事を分担しながら共同生活をしています。認知症の進行を抑制するためにも「料理、洗濯、掃除などの家事はできる限り自分たちでする」という自立支援を大切にしています。生きがいや役割を持ちながら、自分らしい生活を送れる施設です。

看護師は配置は義務付けられていない

認知症専門の介護施設なので、職員の皆さんは認知症の方々の扱いに慣れているのが特徴です。人員配置は、要介護者3人に対して介護職員または看護師を1人以上配置することが義務付けられています。看護師の配置は必須ではないため、配置されていない施設がほとんどです。

グループホームの特徴に関する詳しい解説は以下の記事をご覧ください。

グループホーム（認知症対応型共同生活介護）とは？サービス・費用・入居条件などの特徴、住宅型有料老人ホームとの違いについて解説

グループホームの費用

初期費用	月額費用
0～数百万円ほど	10～20万円ほど

グループホームは有料老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅などに比べると、比較的安価で利用できる施設です。

入居一時金は0～数百万円と幅広くなっていますが、数百万円もかかる施設はほんの一部です。ほとんどの場合は数万～数十万円となります。また、グループホームの月額費用でかかる主な費用は家賃のほか食材費、光熱費、管理費などです。特に家賃に関しては10万円を切る施設が多く、低価格で暮らせます。

グループホームの費用については以下の記事で詳しく説明をしています。

グループホームで認知症を抑制しながら生活する

以上の条件や特徴をまとめると、以下の3点を重視する方には入居をおすすめできます。

認知症の症状の抑制を考えている
認知症でありながら、自立した生活を続けたい
医療依存度は高くない

グループホームには認知症の方が少人数で生活をしています。また職員も認知症ケアに慣れた人ばかりです。「他人とコミュニケーションを取りながら、認知症の進行に歯止めをかけたい」とお考えの方がおりましたら、引き続き入居をご検討ください。

また納得いく施設が見つからない場合は、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などのその他の施設もご検討ください。

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