名古屋市の老人ホーム・介護施設について
名古屋市は中部地方で最も人口が多い地域になります。全国的にも人口が多く栄えた市であり、商業施設が多く交通の便も整っているため、便利で暮らしやすい場所です。ここでは「名古屋市の高齢者の暮らし」についてポイントをご紹介します。
名古屋市の特徴
名古屋市の人口は232万3,643人。市としては横浜市と大阪市に次いで3番目に多い数字です。なかでも高齢者数は57万6,074人で高齢化率は24.7%となっています(2021年6月1日現在)。
名古屋市の魅力
「東名阪」の1つとして数えられる名古屋市は、中部地方でも最も人口が多い地域です。市内各地には大型商業施設が点在し、各種公共交通機関も発達。全国的に見ても生活や交通に便利な街です。
都市機能を備えつつ、自然を感じられるスポットも多いです。東部には、都市の緑地として国内最大級の広さがある「なごや東山の森」があります。複数の公園や、動植物園があり、四季折々の自然を楽しめます。
またグルメの激戦地区であり、食文化が豊かであることも魅力の1つ。名古屋市発祥のグルメ「名古屋めし」には、ひつまぶしや味噌カツ、手羽先唐揚げなどが挙げられます。早朝には「モーニング」として小倉トーストとコーヒーを楽しむのも名古屋のスタイルです。
名古屋市の主要な駅・役所・地域包括支援センター
名古屋市の主要な駅、市役所、地域包括支援センターについてご紹介します。
名古屋市の主要な駅
名古屋市ではJR東海、名古屋市営地下鉄、名古屋鉄道、近畿日本鉄道などの鉄道各社によって28路線が通っています。140以上の駅があり、なかでも乗降者数が最多なのは「名古屋」駅です。東海道新幹線の停車駅でもあり、県外の方も多く利用しています。
また2027年には東京~名古屋間をリニアモーターカーが開通する予定です。そのため、名古屋市を中心とした中部地方から都心までの移動がより容易になることが見込まれており、今後名古屋市を中心とした経済がより発展していくことが期待されています。
名古屋市役所 と主な区役所
高齢者にとって、役所は「住民票の受け取り」「要介護認定の申請」「行政主導のサービスの申し込み」などの際に利用する施設です。名古屋市内では住まいがある区役所で要介護認定の申請します。
ここでは名古屋市役所の他、市内でも人口が多い「緑区」「中川区」「守山区」の区役所について所在地、アクセス、要介護認定の申請先を紹介します。
市役所
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所在地・アクセス・ホームページ
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名古屋市役所
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- 所在地:名古屋市中区三の丸3丁目1-1
- アクセス:地下鉄名城線「市役所」駅北改札口から直通
- ホームページ:名古屋市役所
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緑区役所
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- 所在地:名古屋市緑区青山2丁目15
- アクセス:名鉄「鳴海」駅、「左京山」駅、JR東海「大高」駅、「南大高」駅などからバスに乗車「緑区役所」バス停の目の前
- 要介護認定の申請先:保健福祉センター福祉部 福祉課 介護保険担当
- ホームページ:緑市役所
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中川区役所
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- 所在地:名古屋市中川区高畑1丁目223
- アクセス:東山線「高畑」駅から徒歩3分
- 要介護認定の申請先:保健福祉センター福祉部 福祉課 介護保険担当
- ホームページ:中川市役所
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守山区役所
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- 所在地:名古屋市守山区小幡1丁目3-1
- アクセス:瀬戸線「小幡」駅から徒歩6分
- 要介護認定の申請所:保健福祉センター福祉部 福祉課 介護保険担当
- ホームページ:守山市役所
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名古屋市の地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・医療・保健・福祉といった高齢者に関する悩み事を無料で受け付けている機関です。
「高齢者の総合相談窓口」「介護予防マネジメント」「権利擁護」「ケアマネジメント支援」などを業務として、各エリアに設置されています。保健師や社会福祉士、主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)などが相談ごとに対して解決策を提示してくれます。
名古屋市では地域包括支援センターを「いきいき支援センター」と呼んでいます。市内に全部で29カ所と16分室を設置しています。各区で1カ所はあるので、困り事があった際は活用してみてください。
名古屋市のイベント
名古屋市で、毎年恒例となっているイベントを紹介します。
「日本ど真ん中祭り」は、毎年8月末に催されているイベントです。名古屋市を中心にその他の地域と合わせて19以上もの会場で「踊り」が披露されます。
また毎年秋には「名古屋祭り」がおこなわれます。市が指定している文化財の山車9輌が市役所前にそろって、伝統的なからくり演技や水引幕などを披露。市内16区から子ども会が手作りお神輿を作って参加する姿にも笑みがこぼえれます。。
また12月には「秋葉山圓通寺の火渡り神事」がおこなわれます。200mにわたって火をかけ、白装束をまとった裸足の人々が火のなかを渡ります。1年の汚れを清めて、新しい1年を迎えるこのお祭りは長い間地元の人々から親しまれています。
名古屋市の高齢者支援制度
名古屋市が展開する高齢者の支援制度をご紹介します。
名古屋市市営住宅への入居
「自立した日常生活を送るのが難しい」もしくは「困難になりつつある」高齢者に向けて、生活に配慮した設備や仕様が施されている市営住宅への入居を斡旋しています。
名古屋市市営住宅では高齢者が過ごしやすいようなさまざまな工夫が施されており、また近接の高齢者福祉施設へ緊急通報ができるシステムも設置されています。
参考:名古屋市住宅供給公社「市営住宅」
一人暮らし高齢者生活支援
名古屋市では一人暮らしの高齢者の生活をサポートしています。
例えば日常生活を一人で送るのが難しい方に向けて、日常生活に必要な用具を給付しています。消火器や火災警報器などの緊急時に必要なものから、電磁調理器などが対象品目です。
また体調の急変に備えて緊急通報システム(あんしん電話)も提供。24時間コールセンターにつながる電話を自宅に設置することで、万一の際に備えられます。
参考:名古屋市「ひとり暮らしの方などの支援」
介護者への支援
名古屋市では自宅で家族を介護している介護者に向けた支援も手厚いです。「家族介護者教室」では、介護における悩みや不安の相談を解消するための講座を開催しています。
また、自宅で介護をしている方々に向けて年間10万円を上限として、介護慰労金の給付もしています。要介護4以上の方が対象です。
参考:名古屋市「家族の方への支援」
名古屋市で見つからない場合は周辺エリアで探してみる
希望の施設が見つからない場合は周辺の地域まで範囲を広げてみましょう。名古屋市に隣接している地域としては、瀬戸市、春日井市、東海市、大府市、尾張旭市、豊明市、日進市、清須市、北名古屋市、あま市、長久手市、愛知郡東郷町、西春日井郡豊山町、海部郡大治町、海部郡蟹江町、海部郡飛島村などがあります。